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普及啓発

標準化推進

過去の活動状況 部会活動

情報交流活動

2023年度
定期総会および定期総会講演会・展示会の開催

2023年7月28日、ホテルルポール麹町

 2023年度定期総会を対面方式(実会場)で開催し、2022年度の活動状況/会員異動状況/収支実績を報告するとともに、2023年度の役員の選任/幹事の指名/活動計画/収支計画の審議が行われ、全てが承認されました。なお、2016年から今回の定期総会までの約7年間PIF会長として会務を総理するとともに我々をご先導いただきました佐藤健一先生はPIF顧問にご就任され、新しくPIF会長には早稲田大学の鈴木正敏先生がご就任されました。
 定期総会に引き続き定期総会講演会・展示会も対面方式(実会場)で開催しました。同講演会では、PIF会長 鈴木正敏氏の主催者挨拶ならびに総務省国際戦略局 田原康生局長の来賓挨拶に続いて、3件の技術講演が行われました。また、展示会ではPIF会員(4機関)により最先端技術・製品の紹介や展示が行なわれました。
 今回の講演会・展示会は、フォトニックネットワーク技術およびその関連領域に関する研究開発の経緯や最新動向を把握するうえで貴重な機会となり、また一般参加者を含む計73名の皆様に参加いただき盛況なイベントとなりました。
講演資料は、会員のページよりダウンロードすることができます。
※会員のページをご覧になるにはIDとパスワードが必要です。
【プログラム】
主催者挨拶 鈴木 正敏 氏
PIF会長、早稲田大学理工学術院 客員教授
来賓挨拶 田原 康生 氏
総務省 国際戦略局 局長
講演1 日本国際賞受賞記念講演
『大容量光ファイバ通信システムの研究開発と普及』
萩本 和男 氏
国立研究開発法人情報通信研究機構 主席研究員
講演2 『メンブレン光デバイスの光電融合デバイスへの展開』
松尾 慎治 氏
日本電信電話株式会社 NTTフェロー
講演3 『データセンタを革新する光ネットワーク技術』
佐藤 健一 氏
名古屋大学 名誉教授、産業技術総合研究所 招聘研究員
【展示会出展機関】 NTTエレクトロ二クス(株)/santec AOC(株)/APRESIA Systems(株)/(株)OA研究所
講演会の様子 展示会の様子
 
iPOP 2023 (第19回IP/IoT & Processing + 光ネットワークに関する国際会議) への協賛

2023年5月25日‐26日、NTT武蔵野研究開発センタ

 2023年5月25日‐26日、対面方式としてNTT武蔵野研究開発センタ(東京都武蔵野市)においてiPOP 2023(第19回IP/IoT & Processing + 光ネットワークに関する国際会議)が開催されました(参加者:234名、発表数:19件、展示会出展:18機関、ショウケース:1件(8機関))。
 PIFは同国際会議に協賛し、ステアリングコミッティでの調整、TPC(Technical Program Committee)等の運営への協力、展示会の企画への参画等を実施するとともに、多くのPIFメンバーが協働してインターオペラビリティ実証デモを実施しました。あわせて、会議自体のオンライン登録サイトの開設等の事務局業務を支援しました。
 また、PIF標準化推進部会として展示会に出展し、標準化推進部会のポスター掲示やパンフレット/リーフレットの配布、標準化ポータルサイトの案内等により、標準化推進部会の活動内容を紹介しました。
会場の様子 展示の様子
iPOP2020ロゴ iPOP2023サイトへ
 
電子情報通信学会 第6回プラチナクラブへの協賛

2023年4月28日、慶應義塾大学(新川崎タウンキャンパス)

 2023年4月28日、慶應義塾大学新川崎タウンキャンパスを主会場とし「新川崎・創造のもり」で開催された電子情報通信学会 第6回プラチナクラブにPIFとして協賛しました。
 今回のプラチナクラブでは、プラチナクラブ/フォトニックネットワーク(PN)研究会/慶應義塾大学新川崎タウンキャンパス/かわさき新産業創造センタ(KBIC)との共催で講演会(4件の招待講演)ならびにラボツアーが催行され、ラボツアーでは普段はなかなか見学できない最先端研究開発拠点を見学させていただきました。
 また、懇親会場(AIRBICの太陽誘電 SOLairoLab(そらいろラボ))において、PIF標準化推進部会のポスター掲示やパンフレット/リーフレットの配布、標準化ポータルサイトの案内等により、標準化推進部会の活動内容を紹介しました。

【招待講演】
分布ラマン増幅を用いた超広帯域波長多重伝送
 佐野 明秀 氏(立命館大学)
大容量空間光信号伝送に向けたシリコン湾曲表面光結合デバイス(エレファントカプラ)の開発
 渥美 裕樹 氏、吉田 知也 氏、榊原 陽一 氏 (産業技術総合研究所)
空孔コア光ファイバを利用する大電力光伝送システム
  〜 超多分岐PONおよび光給電ファイバ無線システムへの展開 〜
 津田 裕之 氏 (慶應義塾大学)
Beyond 5Gへ向けた高速プラスチック光ファイバの新展開
 小池 康博 氏 (慶應義塾大学)

【新川崎・創造のもり ラボツアー】
(1)日本IBM(IBM-Qコンピュータ)
  日本アイ・ビー・エム株式会社が、米国、ドイツに次いで世界で3か所目となる新川崎・創造のもりに設置しているゲート型量子コンピュータの実機(一般向けには本邦初公開)

(2)慶應義塾大学 量子ネットワークプロジェクト(永山翔太特任准教授)
  実運用を見据えた量子通信アーキテクチャやプロトコル等の原理・技術実証に取り組まれている汎用量子通信ネットワークのテストベッド

(3)NANOBICオープンラボ
  慶應大・早稲田大・東大・東工大の4大学連携のクリーンルームであり、主にナノ、マイクロ加工、計測を行うことができるオープンラボ

ラボツアーの様子  PIF標準化推進分科会の紹介
 
OPIE’2023内「光通信・要素技術&応用EXPO」後援、併設オープンセミナーの開催

2023年4月20日、パシフィコ横浜

 2023年4月19日‐21日、パシフィコ横浜で開催されたOPIE’2023(OPTICS & PHOTONICS International Exhibition)内の「光通信・要素技術&応用EXPO」をPIFとして後援するとともに、4月20日には技術調査部会が企画したOPIE’2023併設オープンセミナーを開催しました。
 このセミナーは、今後の研究開発課題を考える機会を提供することを主目的として、「日本国際賞受賞記念講演および光通信・情報処理に向けたシリコンフォトニクス」をテーマとして企画・開催したものであり、多くの一般の皆様(約150名)にご参加いただき有意義で盛況なセミナーとなりました。
<光通信・要素技術&応用EXPO> オープンセミナー【FGC-1コース】
日時: 2023年4月20日(木) 10:30-16:30
会場: パシフィコ横浜 展示会場内特設会場B
テーマ: 日本国際賞受賞記念講演および光通信・情報処理に向けたシリコンフォトニクス
【基調講演】日本国際賞受賞記念
半導体励起光増幅器の開発を中心とした光ファイバ網の長距離・大容量化
 中沢 正隆 氏 (東北大学)
半導体励起光増幅器の開発を中心とした光ファイバ網の長距離・大容量化
 ‐EDFAが照らしたもの‐
 萩本 和男 氏 (NICT)
【シリコンフォトニクス】
我が国におけるシリコンフォトニクス研究開発プロジェクト
 荒川 泰彦 氏 (東京大学)
小型・大容量光インターコネクションに向けたシリコンフォトニクス光電子集積回路
 中村 隆宏 氏 (アイオーコア)
光・電子融合集積回路による極短距離光インターコネクション
 松尾 慎治 氏 (NTT)
ナノマテリアル省エネルギーナノフォトニクス
 納富 雅也 氏 (東京工業大学/NTT)
デジタルコヒーレント送受信機とデバイス技術
 尾中 寛 氏 (富士通)
会場の様子
 
2022年度
電子情報通信学会 フォトニックネットワーク(PN)研究会への協賛

2023年1月23日、ハイブリッド開催(大阪大学)

 PIFは電子情報通信学会フォトニックネットワーク(PN)研究会の2023年1月研究会に協賛し、1月23日に開催された招待講演の一枠を標準化推進部会が企画いたしました。PIFからの招待講演では「光ネットワークの運用高度化に向けたAI技術の活用」と題して、NECの小林 佑嗣 氏にご講演いただきました。
講演資料は、会員のページよりダウンロードすることができます。
※会員のページをご覧になるにはIDとパスワードが必要です。
題 目: 『光ネットワークの運用高度化に向けたAI技術の活用』
講演者: 小林 佑嗣 氏 他(NEC)
  本講演はAI(機械学習)の一般技術から光通信システムへの応用事例まで網羅されており、非常に興味深い内容でした。講演後の質疑では、光通信応用(特にBeyond5Gにおける高可用性実現に向けた光通信品質の継続監視)における課題や実用性に関する質問が多く寄せられました。
 
定期総会およびPIF設立20周年記念講演会の開催

2022年7月29日、オンライン開催

 2022年度の定期総会をオンライン方式で開催し、2021年度の活動状況/会員異動状況/収支実績を報告するとともに、2022年度の役員の選任/幹事の指名/活動計画・収支計画の審議が行われ、全てが承認されました。
 また、定期総会に引き続きPIF設立20周年記念講演会をオンライン方式で開催しました。 なお、同講演会は実会場での開催を予定していましたが、新型コロナウィルス感染症の急激な拡大を鑑み、急遽オンライン開催に変更したものです(展示会・懇親会は中止)。
 講演会では、PIF佐藤健一会長の主催者挨拶ならびに総務省国際戦略局 田原康生局長、元総務省技術総括審議官 田中征治様の来賓挨拶に続き、PIFの活動紹介(2件)ならびに米国からのリモート講演も含めて5件の技術講演が行われました。
 本講演会は、フォトニックネットワーク技術およびその関連領域に関する国内外の最新動向を把握するうえでまたとない機会となりました。学生・一般参加者を含む計85名の皆様に参加いただき、盛況で有意義な講演会となりました。
講演資料は、会員のページよりダウンロードすることができます。
※会員のページをご覧になるにはIDとパスワードが必要です。
【プログラム】
主催者挨拶 佐藤 健一 氏
PIF会長、名古屋大学 名誉教授
来賓挨拶 田原 康生 氏
総務省 国際戦略局 局長
田中 征治 氏
株式会社ICTサポート 代表取締役社長
PIFの活動紹介-1 『PIFとフォトニックネットワーク』
佐藤 健一 氏
PIF会長、名古屋大学 名誉教授
講演1 “Photonic and Electronic Convergenc ”
Dr. John Bowers,
Professor, Department of Electrical & Computer Engineering; Materials;
Technology Management, UCSB(University of California, Santa Barbara)
講演2 『Beyond 5Gの研究開発の推進と国際連携』
中尾 彰宏 氏
東京大学大学院 工学系研究科 システム創成学専攻 教授
講演3 『カーボンニュートラル社会とIOWN』
川島 正久 氏
日本電信電話株式会社 研究企画部門 IOWN推進室 室長
PIFの活動紹介-2 『PIF設立当時の活動と今後への期待』
青山 友紀 氏
PIF初代会長、東京大学 名誉教授
講演4 『大容量光通信技術の現状と展望』
宮本 裕 氏
日本電信電話株式会社 未来ねっと研究所 NTTフェロー
講演5 『光量子コンピューティングとコヒーレント光通信への応用』
古澤 明 氏
東京大学大学院 工学系研究科 物理工学専攻 教授
 
iPOP 2022 (第18回IP/IoT & Processing + 光ネットワークに関する国際会議) への協賛

2022年6月3日、ハイブリッド開催(慶應義塾大学)

 2022年6月3日、ハイブリッド方式(実会場:慶應義塾大学 矢上キャンパス、オンライン:EventInを使用)としてiPOP 2022(第18回IP/IoT & Processing + 光ネットワークに関する国際会議)が開催されました(参加者:140名、発表数:27件、展示会出展:14機関、ショウケース:1件(5機関))。
 PIFは同国際会議に協賛し、ステアリングコミッティでの調整、TPC(Technical Program Committee)等の運営への協力、展示会の企画への参画等を実施するとともに、多くのPIFメンバーが協働してインターオペラビリティ実証デモを実施しました。あわせて、会議自体のオンライン登録サイトの開設等の事務局業務を支援しました。
 また、PIF標準化推進部会として展示会(実会場ならびにVirtua)に出展し、標準化推進部会のポスター掲示やパンフレット/リーフレットの配布、標準化ポータルサイトの案内等により、標準化推進部会の活動内容を紹介しました。
会場の様子 展示の様子 Virtual Exhibitionへの出展の模様
iPOP2020ロゴ iPOP2022サイトへ
 
2021年度
電子情報通信学会 光通信システムシンポジウムへの協賛

2021年12月15日、オンライン開催

 PIFは電子情報通信学会光通信システム(OCS)研究会 第35回光通信システムシンポジウムに協賛し、12月15日に開催された招待講演の一枠を標準化推進部会が企画いたしました。PIFからの招待講演では「量子暗号の標準化状況」と題して、NICTの釼吉 薫 氏にご講演いただきました。
 講演では、量子技術の動向、国際標準化動向、アプリケーションとしての量子セキュアクラウド等についてわかりやすく解説いただくとともに、聴講者との活発な議論がなされ、大変有意義なご講演となりました。
講演資料は、会員のページよりダウンロードすることができます。
※会員のページをご覧になるにはIDとパスワードが必要です。
題 目: 『量子暗号の標準化状況』
講演者: 釼吉 薫 氏(NICT)
  国内外における量子技術の動向、量子暗号・QKD(Quantum key distribution)の原理、量子暗号に関する国際標準化団体の標準化状況、QKDNの概要・機能要求条件・アーキテクチャ等について解説いただくとともに、QKDNアプリケーションとして量子セキュアクラウド/QKDNインタオペラビリティに関する検討状況等についても解説いただきました。
 
iPOP 2021 (第17回IP/IoT & Processing + 光ネットワークに関する国際会議) への協賛

2021年9月30日-10月1日、オンライン開催

 2021年9月30日-10月1日、オンライン方式(EventInを使用)としてiPOP 2021(第17回IP/IoT & Processing + 光ネットワークに関する国際会議)が開催されました(参加者:200名超、発表数:16件、展示会出展:18機関)。
 PIFは同国際会議に協賛し、ステアリングコミッティでの調整、TPC(Technical Program Committee)等の運営への協力、仮想展示会の企画への参画等を実施するとともに、多くのPIFメンバーが協働して仮想インターオペラビリティ実証デモを実施しました。あわせて、会議自体のオンライン登録サイトの開設等の事務局業務を支援しました。
 また、PIF標準化推進部会として仮想展示会に出展し、標準化推進部会のポスター掲載や標準化ポータルサイトの案内等により、標準化推進部会の活動内容を紹介しました。
展示の様子1 展示の様子2
 iPOP2021サイトへ
 
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普及啓発活動

2023年度
チュートリアル講演会の開催
 PIFは、フォトニックネットワーク技術の専門家をめざす若手技術者の育成を目的として、2002年度から継続的にチュートリアル講演会を開催しております。
 電子情報通信学会フォトニックネットワーク(PN)研究会との共催により、2023年度はオンライン方式にて以下のチュートリアル講演会を開催しました。

第1回チュートリアル講演会

2023年11月24日、オンライン開催

 第1回チュートリアル講演会では、将来の光通信ネットワークの受信感度限界を大幅に改善する可能性がある「量子誤り耐性技術」をテーマとして、誤り耐性量子計算機の原理から最新の研究開発動向までを分かりやすくご講演いただきました。なお、今回は大学の講義のように1講演120分間とし、この分野の研究を始めた学生や各機関の若手の方々にご理解いただけるように基礎に重点をおいた基礎チュートリアル講演会として開催したものです。
 量子コンピュータや量子ネットワークの実用化に向けて必須となる量子誤り耐性技術の基礎、ならびに同技術をソフトウェア的に実現する誤り耐性量子計算のソフトウェア基盤の研究開発状況等を把握できる貴重な機会となり、学生を含む計39名の参加者には有意義なチュートリアル講演会となりました。

題名: 『 誤り耐性量子計算機の設計と開発 』
講師: 鈴木 泰成 氏
NTTコンピュータ&データサイエンス研究所 准特別研究員
  本講演では、近年注目を集める量子計算について、その研究開発の現状と実用化に向けたロードマップについて説明いただくとともに、量子ビットの集積化や量子計算機を効率的に活用するためのソフトウェア基盤に関する近年の研究開発の取り組みについて解説いただきました。
  
第2回チュートリアル講演会

2024年2月20日、オンライン開催

 第2回チュートリアル講演会では、光アクセスネットワークに焦点をあて、将来のアクセスネットワークを支える光無線融合ネットワークの概要とファイバ無線の技術動向、ならびにITU-Tで標準化された50G-PONを中心に光アクセスネットワークに関する標準化動向について分かりやすくご講演いただきました。
 光アクセスネットワークに関して基礎から最新技術動向・標準化動向までを把握でき、多くの学生・若手技術者を含む計99名の参加者には有意義なチュートリアル講演会となりました。

講演1 題名: 『 光無線融合ネットワークの概要とファイバ無線の技術動向 』
講師: 川西 哲也 氏
早稲田大学理工学術院 基幹理工学部 電子物理システム学科 教授
  本講演では、将来のアクセスネットワークを支える光無線融合ネットワークの概要とファイバ無線の研究動向をご紹介いただきました。また、テラヘルツ波、光ファイバなど多様な伝送メディアを組み合わせたネットワークの重要性や技術的課題等についても説明いただきました。

講演2 題名: 『 光アクセスネットワーク(PON)の国際標準化動向 』
講師: 吉間 聡 氏
三菱電機株式会社 情報技術総合研究所 専任
  本講演では、ITU-Tで標準化された50G-PON(50-Gigabit-capable Passive Optical Network)を中心に、光アクセスネットワークに関する標準化動向を紹介いただきました。
  
2022年度
チュートリアル講演会の開催
 PIFは、フォトニックネットワーク技術の専門家をめざす若手技術者の育成を目的として、2002年度から継続的にチュートリアル講演会を開催しております。
 2022年度は、電子情報通信学会フォトニックネットワーク(PN)研究会との共催により、オンライン方式にて以下のチュートリアル講演会を開催しました。

第1回チュートリアル講演会

2022年11月15日、オンライン開催

 第1回チュートリアル講演会では、「低密度パリティ検査符号(LDPC符号)技術」をテーマとして、 LDPC符号技術の基礎から最新の研究動向までを分かりやすくご講演いただきました。なお、今回は大学の講義のように1講演120分間とし、この分野の研究を始めた学生や企業の若手の方々に理解いただけるように基礎に重点をおいた基礎チュートリアル講演会として開催したものです。
 LDPC符号に関する基礎理論、最先端技術・研究状況を把握できる貴重な機会となり、学生を含む計48名の参加者には有意義なチュートリアル講演会となりました。

題名: 『 LDPC符号の基礎と最新の動向 』
講師: 野崎 隆之 氏
山口大学大学院 創成科学研究科 理学系学域 情報科学分野 准教授
山口大学 時間学研究所 数理科学部門 兼務所員
  低密度パリティ検査(LDPC)符号は確率伝搬(BP)復号法によって通信路容量に接近する復号性能を有する誤り訂正符号です。
本講演では、二元LDPC符号について概説いただいた後に、多元LDPC符号の復号法と構成法を説明いただき、最近の研究動向を紹介いただきました。
  
第2回チュートリアル講演会

2023年3月24日、オンライン開催

 第2回チュートリアル講演会では、Ethernetに焦点をあて、Ethernet規格の発展を振り返るとともにデータセンタを中心としたEthernetの最新標準化動向、ならびに光伝送規格OTN(Optical Transport Network)の基礎とBeyond 400Gに向けた最新標準化動向等について分かりやすくご講演いただきました。
 今回のチュートリアル講演会は、EthernetおよびOTNに関して、発展の経緯から最新技術動向・標準化動向までを把握できるまたとない機会となりました。また、PIF法人会員でこの分野に携わっている若手研究開発者をはじめ計100名にご参加いただき、盛況なチュートリアル講演会となりました。

講演1 題名: 『 データセンタ応用Ethernet標準化動向 』
講師: 高井 厚志 氏
LitAhead Consultant 光技術コンサルタント
  EthernetはIPシステムやデータセンタネットワークの必須規格のひとつです。ネットワークにかかわる者にとってその標準化動向は今後の研究開発戦略や実行に大きな影響を与えています。そして、関係する企業にとってはビジネス戦略そのものです。
本講演では、Ethernet規格および関連製品の発展を振り返るとともに、今後の展望についても説明いただきました。

講演2 題名: 『 光伝送規格OTNの基礎と最新動向 』
講師: 吉兼 昇 氏
KDDI総合研究所 光トランスポートネットワークグループ グループリーダー
  本講演では、ITU-Tにおいて標準化されているOTN(Optical Transport Network)の基本構成について解説いただくとともに、Beyond 400Gに向けた最新の標準化動向について紹介いただきました。
  
2021年度
チュートリアル講演会の開催
 PIFでは、フォトニックネットワーク技術の専門家をめざす若手技術者の養成を目的として、2002年度から継続的にチュートリアル講演会を開催しております。
 2021年度は、電子情報通信学会フォトニックネットワーク(PN)研究会との共催により、オンライン方式にて以下のチュートリアル講演会を開催しました。

第1回チュートリアル講演会

2021年11月30日、オンライン開催

 第1回チュートリアル講演会では、「革新光電子デバイス技術の最新動向」をテーマとして、集積ナノフォトニクス技術について基礎から最新の研究開発動向までを分かりやすくご講演いただきました。
 集積ナノフォトニクス技術に関する最新の動向を把握できる貴重な機会となり、学生を含む計58名の参加者には有意義なチュートリアル講演会となりました。

題名: 『 光電融合コンピューティング基盤に向けた集積ナノフォトニクス研究 』
講師: 納富 雅也 氏
東京工業大学 理学院 物理学系 教授
NTT 物性科学基礎研究所・ナノフォトニクスセンタ 上席特別研究員
  本講演では、集積ナノフォトニクス技術による光デバイスの低消費エネルギー化、光電変換の効率化の研究展開について解説いただくとともに、同技術を用いた光電融合演算基盤に向けた取り組みについて紹介いただきました。
  
第2回チュートリアル講演会

2022年2月18日、オンライン開催

 第2回チュートリアル講演会では、「通信ネットワークを支援するAI(機械学習)技術」をテーマとして、AI技術を活用した電波伝搬推定ならびに光ファイバ伝送路における光学非線形波形歪み補償について、基礎から最新の研究開発状況・応用事例までを分かりやすくご講演いただきました。
  今回のチュートリアル講演会では、ニューラルネットワークの原理など基礎に重点をおいてこの分野の研究を始めた学生や企業の若手の方々にも理解いただきやすくご講演いただき、学生23名を含む計72名の参加者には有意義なチュートリアル講演会となりました。

講演1 題名: 『 電波伝搬推定における深層学習の基礎と応用 』
講師: 須藤 克弥 氏
電気通信大学大学院 情報理工学研究科 助教
  本講演では、近年加速的に進展している画像処理・変換AI技術を活用した電波伝搬推定について、その背景にある深層学習の基礎を概説いただくとともに、電波伝搬推定における応用事例を紹介いただきました。

講演2 題名: 『 機械学習を利用した光ファイバ伝送路の光学非線形波形歪み補償 』
講師: 中村 守里也 氏
明治大学 理工学部 電気電子生命学科 准教授
  本講演では、近年、機械学習で注目を集めるニューラルネットワークの計算・学習の原理を通信技術者の言葉で解説いただくとともに、それを応用した非線形イコライザの考え方と光ファイバ伝送における光学非線形波形歪み補償の研究について紹介いただきました。
  
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標準化推進活動

2023年度
標準化推進部会「標準化動向意見交換会」の開催

2024年2月27日、ハイブリッド開催(SCAT)

 標準化推進部会では、ITU-T、IEEE、OIF等の標準化活動に携わっている皆様に最新標準化動向をご講演いただくとともに、参加者全員で将来の技術の方向性等を討議する「標準化動向意見交換会」を毎年度開催しております。この標準化動向意見交換会は、実際に国際標準化をご担当されている方々の生のご意見をうかがうとともに、PIF会員に限定された参加者の全員で今後の施策等を討議する貴重な機会となっております。
 今回は、最新標準化動向のピックアップにくわえ、光・無線・量子通信に関する最先端技術、同技術を適用したアプリケーション例、社会実装に向けた取り組み等についてもご講演いただき(計5講演)、また講演時の質疑応答やパネルセッションにおいて活発な意見交換が行われました。

講演資料は、会員のページよりダウンロードすることができます。
※会員のページをご覧になるにはIDとパスワードが必要です。
プログラム
第1部 座長: 石井 紀代 (PIF標準化推進部会 委員 産総研)
講演1 『Open ROADMの標準化動向』
 中村 健太郎 氏 (富士通)
講演2 『マルチコアファイバ・コネクタの動向と標準化に向けた取り組み』
 杉崎 隆一 氏 (古河電気工業)
講演3 『空孔コア光ファイバの超多分岐PON、光ファイバ無線への応用
- 慶應義塾大学未来光ネットワークオープン研究センターにおける産官学連携の取り組みとして -』
 津田 裕之 氏 (慶應義塾大学)
第2部 座長: 小西 良明 (PIF標準化推進部会 委員 三菱電機)
講演4 『Time Sensitive Networkingの概要』
 川津 康朗 氏 (APRESIA Systems)
講演5 『量子インターネットに向けて』
 東 浩司 氏 (NTT)
第3部 パネルセッション
  モデレータ: 高杉 耕一 (PIF標準化推進部会 部会長代理 NTT)
パネラー:  講演者
会場の様子
 
2022年度
標準化推進部会「標準化動向意見交換会」の開催

2023年2月14日、ハイブリッド開催(SCAT)

 標準化推進部会では、ITU-T、IEEE、OIF等の標準化活動に携わっている皆様に最新標準化動向をご講演いただくとともに、参加者全員で将来の技術の方向性等を討議する「標準化動向意見交換会」を毎年度開催しております。この標準化動向意見交換会は、実際に国際標準化をご担当されている方々の生のご意見をうかがうとともに、PIF会員に限定された参加者の全員で今後の施策等を討議する貴重な機会となっております。
 今回は、最新標準化動向のピックアップにくわえ、光・無線通信の最新技術を適用したアプリケーション例、社会実装に向けた取り組み等についてもご講演いただき(計5講演)、また講演時の質疑応答やパネルセッションにおいて活発な意見交換が行われました。

講演資料は、会員のページよりダウンロードすることができます。
※会員のページをご覧になるにはIDとパスワードが必要です。
プログラム
第1部 座長: 小西 良明 (PIF標準化推進部会 委員 三菱電機)
講演1 『車載イーサネットの光化と標準化動向』
 各務 学 氏 (名古屋工業大学)
講演2 『量子暗号の技術動向と標準化状況』
 前田 和佳子 氏 (NEC)
講演3 『IOWN GFにおけるCXL(Compute Express Link 3.0)とOpen Programmable Infrastructure』
 杉山 秀次 氏 (レッドハット)
第2部 座長: 石井 紀代 (PIF標準化推進部会 委員 産総研)
講演4 『セルラーを活用したコネクティッドカー・スマートモビリティの社会実装に向けた取り組み』
 佐藤 雄大 氏 (KDDI)
講演5 『デジタルコヒーレントトランシーバの最新標準化動向』
 磯野 秀樹 氏 (IGSコンサルティング)
第3部 パネルセッション
  モデレータ: 高杉 耕一 (PIF標準化推進部会 部会長代理 NTT)
パネラー:  講演者
会場の様子
 
2021年度
標準化推進部会「標準化動向意見交換会」の開催

2022年2月14日、オンライン開催

 標準化推進部会では、ITU-T、IEEE、OIF、TIP、ONF等の標準化活動に携わっている皆様に最新標準化動向をご講演いただくとともに、参加者全員で将来の技術の方向性等を討議する「標準化動向意見交換会」を毎年度開催しております。この標準化動向意見交換会は、現在の各機関での活動状況や今後の方向性などの技術的な内容、標準化団体間での協調や連携における課題等に関して、実際に標準化をご担当されている方々の生のご意見をうかがい、また講演者・参加者の全員で今後の施策等を討議する貴重な機会となっております。
 今回は、最新標準化動向のピックアップにくわえ、社会情勢に係わるホットな内容や光・無線通信の最新技術を適用したアプリケーション例等もご講演いただき(計5講演)、また講演時の質疑応答や講演後のブレイクアウトセッションにおいて活発な意見交換が行われました。

講演資料は、会員のページよりダウンロードすることができます。
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プログラム
第1部 座長:石井 紀代 (PIF標準化推進部会 委員 産総研)
講演1 『EUのサーキュラーエコノミーと国際規格の動向』
 喜多川 和典 氏 (日本生産性本部)
講演2 『B400G光トランシーバの最新標準化動向』
 磯野 秀樹 氏 (IGSコンサルティング)
第2部 座長:小西 良明 (PIF標準化推進部会 委員 三菱電機)
講演3 『IOWN Global Forumの活動状況について』
 荒金 陽助 氏 (NTT)
講演4 『IOWNによる新しいユースケース開拓』
 高杉 耕一 氏 (NTT)
講演5 『高速ネットワークの応用例:映像・画像伝送の標準化動向』
 河村 圭 氏 (KDDI総合研究所)
 

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