平成22年度 活動状況

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調査研究

情報交流

普及啓発

標準化推進

過去の活動状況 部会活動

調査研究活動

平成22年度
IEEE-Journal of Lightwave Technologyに『Security in Photonic Networks : Potential Threats and Security Enhancement』を投稿

平成23年1月

 2009年3月セキュアフォトニック分科会にてとり纏めた報告書を論文化し、『Security in Photonic Networks : Potential Threats and Security Enhancement』と題してIEEE-Journal of Lightwave Technologyに投稿しました。
 
λアグリゲーション技術分科会設置

平成22年12月

 PIF技術調査部会では、今年度の活動計画に基づき、会員の皆様から新しい調査研究のテーマを広く募集しました。
 そして応募された課題を整理・集約した結果、多様化する広帯域サービスを光領域でアダプティブかつ効率的に集約するために、アクセス・メトロを集約したグリーン・光アプリケーションネットワークの構築を目指す。そしてこれをフェーズIIIの他の2課題である『λリーチ』、『λフレキシブル』に並ぶ3本柱として位置付ける。
 3課題全体では、広帯域サービスの発生エリアの広域化、サービス種別の多様化、突発変動の拡大、クラウドNWの巨大化に対応するため、「光の道路網」をより使いやすくする 動的光NW(ひかり Dynamic )技術の確立を目指すため、平成22年12月新たに『λアグリゲーション技術分科会』を設置、平成23年3月に掛けて6回の会議・検討を行ない総務省に提案を行ないました。
 
米国調査団を派遣(4月)

平成22年8月

 前回の欧州調査団から4年経過したことを踏まえ、フォトニックネットワーク分野の最先端動向を調査するため、米国調査団を派遣しました。
派遣時期: 平成22年4月18日〜25日
訪問先: ISOCORE NSF NICTワシントン事務所
MIT VERIZON UC San Diego UC Santa Barbara

 各々機関を訪問し、最新の研究活動や技術動向について情報収集するとともに、意見交換と人脈交流を促進しました。
 その調査内容については、6月30日の総会において概要報告するとともに、報告書を発行しました。
UC San Diego訪問
 
内閣府の「科学技術基本政策策定の基本方針(案)に関するご意見募集について」にパブリックコメントを提出

平成22年6月

 PIFより、情報通信(ICT)イノベーションがグリーン&ライフイノベーションを支える礎であるとの認識に基づき、情報通信(ICT)におけるフォトニックネットワークの重要性と将来性を訴えるパブリックコメントを提出しました。

提出内容を閲覧する
 
総合科学技術会議の科学・技術予算編成プロセス『科学・技術重要施策アクションプラン』策定のための意見公募にパブリックコメントを提出

平成22年5月

 総合科学技術会議の新しい科学・技術予算編成プロセス『科学・技術重要施策アク ションプラン』を策定するにあたり意見公募が行なわれ、その中のグリーンイノベーションに関する課題「エネルギー利用の省エネ化」における方策「情報家電・情報通信機器等の省エネ化」についてパブリックコメントを提出しました。

提出内容を閲覧する
 
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情報交流活動

平成22年度
SCAT技術情報セミナーにて「光通信技術〜The 10th anniversary of PIF」と題して、講演

平成23年2月21日、SCAT会議室

 (財)テレコム先端技術研究支援センター(SCAT)では財団の賛助会員を中心に技術情報提供の一環として「テレコム技術情報セミナー」を開催していますが、2月21日開催の第83回次テレコム技術情報セミナーにおいて、「光通信技術〜The 10th anniversary of PIF」と題して、講演を行ないました。 今回の講演は同セミナーの参加者のアンケートにおいて今後希望する講演テーマとして光通信が最多であったことによりますが、多数の参加を得、好評を博しました。
講演内容
講演1 『新世代ネットワークとインタークラウドによるICTパラダイムシフトの展望』
青山 友紀 氏 (慶應義塾大学大学院 特別招聘教授 PIF会長)
講演2 『フォトニックネットワークの技術動向』
北山 研一 氏 (大阪大学大学院 教授 PIF副会長)
講演3 『ネッ トワークを革新するフォトニックネットワーク開発』
佐藤 健一 氏 (名古屋大学大学院 教授 技術調査部会 部会長代理)
講演4 『フォトニックトランスポート技術と今後の展望』
松岡 伸治 氏 (NTT未来ねっと研究所)
講演者1 講演者2 講演者3 講演者4 会場の様子
 
OCSシンポジウムに協賛・講演

平成22年12月16日-17日、東レ総合研修センター(静岡県)

 12月16,17日電子情報通信学会光通信システムシンポジウム(OCS研究会)に協賛し、招待講演の一枠をPIFが企画し、 日立製作所・花谷 昌一様に『FTTH Council Asia-Pacificを通して見るFTTHグローバル導入動向と我が国の海外展開に向けた一考察』と題して講演頂いた。

 
平成22年度 定期総会・講演会開催

平成22年6月30日、学士会館

 平成22年度定期総会を開催し、平成21年度の会員異動報告並びに活動報告を行なうとともに、平成22年度役員の選任及び活動計画等につき決議した。 
 引き続き、総会講演会を開催、中国及び韓国の招聘講演を行なうと共に、米国調査団の報告を行なった。

時間 内容 詳細 (テーマ・講師等)
15:15- 基調講演 『ICT パラダイムシフトとフォトニックネットワーク (ICT Paradigm Shift and Photonic Network)』
PIF会長 青山 友紀 
(慶應義塾大学 デジタルメディア・コンテンツ統合研究機構 教授)
15:40- 特別講演
(日本)
『総務省におけるICT研究開発施策とフォトニックネットワーク技術への期待』
講師: 山内 智生 氏 
(総務省情報通信国際戦略局技術政策課研究推進室室長)
16:05- 招聘講演
(中国)
『Applications and Green Considerations of Backbone/Core Optical Transport Networks』
講師: Zhao Wenyu 氏
 (中華人民共和国 工業情報化部通信研究所 上席研究員)
16:45- 招聘講演
(韓国)
『Green Networks R&D from Optical Technology Aspect in Korea』
講師: Sang Soo Lee 氏
 (Director, Ubiquitous Access Technology, ETRI)
17:25- 講演 『米国調査団報告』
講師: PIF副会長 北山 研一
(大阪大学大学院 工学研究科 電気電子情報工学専攻 教授)
17:50 閉会  
 
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普及啓発活動

平成22年度
PIF米国調査団報告並びに最新海外動向講演会

平成22年11月26日、
主婦会館プラザエフ(四ツ谷)3F「コスモス」

  11月26日『PIF米国調査団報告並びに最新海外動向講演会』を開催しました。
 PIFでは本年4月米国調査団を派遣、その際の交流情報や米国における最新動向等について、6月定期総会にて報告すると共に報告書としてとり纏め発行しました。
 この度、今年度のPIF活動の一環としてこの米国調査団の調査報告並びに最新の海外動向についての講演会を開催しましたが、多数の参加を得、盛況を博しました。
講演内容
【ご挨拶(10:00〜10:10)】

青山 友紀
PIF会長(慶應義塾大学 教授)
【講演1(10:10〜10:50)】
題名: 『米国におけるフォトニックネットワーク動向に関する調査報告(米国調査団報告)』
講師: 北山 研一
PIF副会長・技術調査部会長(大阪大学大学院 工学研究科 教授)
【講演2(10:50〜11:30)】
題名: 『欧州のFuture Network の最新状況とEU-Japan Symposium on FI & NWGN の紹介』
講師: 原井 洋明 氏
(独)情報通信研究機構 新世代ネットワーク研究センター ネットワークアーキテクチャグループリーダー
【講演3(11:30〜12:10)】
題名: 『MPLS2010最新動向〜キャリアイーサネットとMPLS〜』
講師: 岡本 聡 氏
慶應義塾大学理工学部情報工学科 准教授
 青山PIF会長 北山PIF副会長 原井氏(NICT) 岡本氏(慶應義塾大学)
講演会の様子
 
IPと光ネットワークに関する国際会議iPOP2010に協賛

平成22年6月10日-11日、NTT武蔵野研究開発センター

  6月10、11日NTT武蔵野研究開発センターにて開催のIP+光ネットワークに関する国際会議iPOP2010に協賛し、運営事務局支援とPRを推進した。
この会議は、IPと光ネットワークに関する最新技術情報を共有することを目的としており、そのため産業界と学術コミュニティによる基調講演と論文発表が行なわれると共に、世界各国のベンダによる最新のGMPLS機器等の展示が行なわれ盛況となりました。
講演会場の様子 ポスターセッションの様子 ポスターセッションの様子2
  iPOP2010サイトへ
 
チュートリアル講演会の開催
 PIFではフォトニックネットワーク技術の専門家を目指す若手技術者の養成を目的として電子情報通信学会PN研究会との共催により、チュートリアル講演会を開催しております。
 本年度第2回講演会を下記のようにとり行ない、多数の参加を得ました。

第1回講演会 第2回講演会
平成22年5月14日、SCAT会議室 平成22年11月19日、SCAT会議室
講演-1: 講師: 宇高 勝之 氏
早稲田大学 理工学部電子・情報通信学科 教授
講演-1: 講師: 河合栄治
独立行政法人情報通信研究機構
テストベッド研究推進グループ 主任研究員
題名: 半導体、シリコン、ポリマーによる機能光スイッチ 題名: 「クラウドコンピューティングと仮想化技術」
概要: 光ネットワークにおいて、ハイエンド用として半導体高速光スイッチ、ミドルエンド用としてシリコン波長フィルタスイッチ、ローエンド用としてポリマー光スイッチについて、低クロストーク、偏光無依存、低消費電力、高速動作などの観点から解説する。 概要: クラウドコンピューティングでは仮想化技術が重要な役割を果たしていると言われる。一方で、仮想化技術はコンピュータサイエンスがこれまで追求してきたことそのものでもある。本講演では、 仮想化技術を概観し、クラウドコンピューティングとの関係、さらには仮想化に起因する課題について述べる。
講演-2: 講師: 大原 拓也 氏
NTT未来ねっと研究所 フォトニックトランスポートネットワーク研究部 研究主任
講演-2: 講師: 宋 学良
先端フォトニクス株式会社取締役CTO
題名: Optical Transport Network (OTN) 標準化動向 題名: 光インターコネクションの最前線
概要: ITU-Tで標準化されているOTNについて基本から最近の拡張まで紹介する。OTNでは波長多重信号の管理を意識した監視制御やクライアント信号を収容して転送するためのビットレートやマッピング方法が規定されている。さらに近年、高速化したイーサネットへの対応を図るために様々な拡張がなされている。 概要: 光インターコネクション技術は、ハイエンドルータ・サーバ、民生機器などでのブレークスルーが期待されている。この分野においての世界最新の研究開発成果を交え、東京大学と先端フォトニクス株式会社との共同開発成果を紹介する。


 
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標準化推進活動

平成22年度
標準化推進部会意見交換会の開催

平成23年3月3日、SCAT会議室

 標準化推進部会の活動の一環として、平成23年3月3日、ITU-T、IEEE、OIF、IETF等の標準化活動に参加している会員による意見交換会を開催した。
 各機関での活動状況、今後の方向性、標準化機関間の協調・連携などについて、5件の講演を行うとともに、分野毎の意見交換会、全体総括を行った。
プログラム
第一部:座長 青木 泰彦(PIF標準化推進部会委員 富士通研究所)
講演1: 『100G & Beyond 100G』
釣谷 剛宏(標準化検討WG課題ア主査、KDDI研究所)
講演2: 『次世代変調方式』
吉田 英二(標準化検討WG課題イ主査、NTT)
討議  
第二部:座長 大原 拓也(PIF標準化推進部会委員 NTT)
講演3: 『MPLS-TP』
小池 良典(NTT)
講演4: 『NG-PON』
中川 潤一(三菱電機)
講演5: 『IEEE1904.1 SIEPON』
滝澤 基行(富士通テレコムネットワークス)
討議  
会場の様子1 会場の様子2
 

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