会 長 挨 拶 |
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| 協議会会長 北山 研一 (大阪大学大学院 工学研究科 教授) |
| フォトニックネットワーク開発推進協議会、Photonic Internet Forum(PIF)は2001年2月に発足して以来10年が経ちました。これを契機に、7月より慶應大学・青山友紀教授より会長職をバトンタッチされましたので、会員の皆様にご挨拶をさせていただきます。 PIFの10年間動を振り返るに当たり、別紙の『-PIFの歩み-』に活動をまとめてみました。先ず調査研究では、将来的な研究開発課題に関して計7つの報告書を取り纏め、それに基づいて国が支援すべき研究開発テーマを総務省へ提言し、それらはNICT(旧TAOを含む)より公募を通して、これまでに多くの委託研究が実施されております。また、北米、欧州、中国へ調査団を計4回派遣しました。各分野のトップランナーの大学や企業の研究機関や、米国DARPA (Defense Advanced Research Project Agency)やNSF (National Science Foundation)やEU本部などの政府機関を訪問し、キーパーソンから直接得た情報を報告書や講演会を通してタイムリーに会員へフィードバックしてきました。さらに、技術講演会を定期的に開催したり、国際会議において海外から多くの研究者を招聘したりしてシンポジウムを開催してきました。チュートリアル講演には、各分野の第一線で活躍されている講師を招き、若いエンジニアや研究者の啓蒙に務めてきました。 日本は、70年代後半から光通信技術に関するシステムからデバイスまで、世界をリードする研究開発力を維持してきました。しかしながら最近では、中国などの新興勢力の台頭や長引く不況による企業の研究開発費の削減などにより、研究開発力に翳りを見せています。一方では、グリーンICTや大震災に強いネットワークなど待ったなしで解決しなければならない課題が山積しており、フォトニックネットワークがこれらの課題に対してどのようなソリューションを提供できるのかが問われています。PIFでは、今後ともメンバーの皆様に調査研究や様々な企画に積極的にご参画いただき、産官学の英知を結集してこれらの課題に取り組んでいきたいと考えています。 最後になりますが、リーマンショック以降、長引く不況の影響で企業会員が減少し続けるといった悩ましい問題も抱えております。これに歯止めをかけ、会員増につなげることにも一生懸命努力してまいりたいと思いますので、今後とも皆様方の一層のご協力をお願いします。 2011年8月 |