6.標準化ポータルサイト

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 ご案内

 このサイトはPIF会員の皆様にフォトニックネットワーク関係の標準化に関する情報を提供するために、会員限定ページ内に2007年にオープン致しました。
 このサイトはPIFの活動に連動し、充実していく所存でございます。
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 超高速フォトニックネットワーク開発推進協議会事務局
 〒162-0067 東京都新宿区富久町16-5 新宿高砂ビル
 TEL:03-3351-8155 FAX:03-3351-1624
 E-mail:  ※スパムメール対策のため、画像にしています
 担当:宇都




国際標準化
団体の紹介
標準化動向
の解説資料

 国際標準化団体の紹介

 このページでは、国際標準化団体の活動状況のご紹介をしています。リンクをご利用されますと、ITU−TやIEEEで策定された国際標準に関する文書等や、OIFで策定された各種インタフェースの仕様書などをダウンロードすることができます。
 また、光リンク分野・光アクセス分野・光ネットワーキング分野の各分野に対応した標準化ロードマップにより、国際標準化団体の活動状況を俯瞰することができます。

  

種別 解説  リンク 
ITU-T ITU-Tは、「国際電気通信連合 電気通信標準化部門」(「International Telecommunication Union Telecommunication Standardization Sector」)のことであり、通信分野の国際標準の策定を行っています。 ITU-T
Study Group 15(SG15) SG15は、アクセス網および光技術のリードSGとして、伝送網、システムおよび設備に関する以下の課題の標準化を行っています。
Q2「ファイバアクセス網における光システム」、Q5「光ファイバおよびケーブルの特性と試験方法」、Q6「陸上伝送網における光システムの特性」、Q7[光物理インフラの接続性、操作性、管理]、Q8「光ファイバ海底ケーブルシステムの特性」、Q9「伝送網の保護・復旧」、 Q10「パケットベース伝送網のインタフェース、相互接続、OAMおよび装置機能」、Q11「伝送網の信号構造、インタフェース、装置機能および相互接続」、Q12「伝送網アーキテクチャ」、Q13「網同期と時刻配信の特性」、Q14「伝送システムおよび装置の管理と制御」など。
光リンク分野ロードマップ
光アクセス分野ロードマップ
光ネットワーキング分野ロードマップ
SG15
Study Group 13 (SG13) SG13では、ネットワーク仮想化やSDNなど、将来ネットワーキング技術の標準化を進めてきました。2017年からは、IMT-2020(第5世代モバイル)のコアネットワークも焦点の一つとして、これらを発展させたネットワークソフトウェア化の標準化を進めてきました。また、2030年における将来ネットワークのユースケース、要件、アーキテクチャについてFG NET-2030で議論がされてきました。現在はその実現に向けて、クラウドコンピューティング、AIを活用したネットワーク管理、QKD(量子鍵配送)、FMSC(fixed mobile and satellite convergence)なども含めて、将来ネットワーキング技術の標準化を行っています。
光ネットワーキング分野ロードマップ
SG13
Focus Groups on Future Networks 将来ネットワークに関係する他団体やアクティビティとの協調と調和を取りつつ、将来ネットワークの検討状況を共有し、将来ネットワークに関するグローバルな共通理解を形成する目的で、SG13の下に将来ネットワークに関するフォーカスグループであるFG-FNを設立しました。2009年から2010年までの約1年半の活動の成果は、現在のSG13に引き継がれています。
光ネットワーキング分野ロードマップ
FG-FN
Full Service Access Network(FSAN) 将来の光アクセスネットワークに関する標準化内容の議論を行っている会合であり、結果はSG15 Q2へ投稿します。
G.983(B-PON)、G.984(G-PON)、G.987(XG-PON)等の標準化を行ってきました。2015年にG.989(TWDM-PON)が標準化完了しました。現在、モバイルフロントホールに関する検討を進めています。
光アクセス分野ロードマップ
FSAN
イベントカレンダー 今後ITU−Tで予定されている会合や会議、セミナー、シンポジウムなどのスケジュールが掲載されています。Group欄およびTitle欄を参照してください。 Meeting Schedule
標準文書 ITU-T勧告された国際標準の文書のうち、フォトニックネットワークに関係するGシリーズの文書を掲載しています。掲載のpdf.文書はダウンロード・印刷が可能ですが、Word.文書はTIESアカウントが必要(ITU-Tメンバー限定)です。 G Series
OIF OIF(Optical Internetworking Forum)は、IPネットワークとフォトニックネットワーク間の物理および論理インタフェースの仕様策定を行い、マルチベンダ環境で相互運用が可能となる標準化および広報活動による新規市場開拓を行うことを目的として設立されました。これまで100Gb/sデジタルコヒーレント伝送光モジュールや高速電気インタフェースの実装仕様、ITU-T ASON (Automatically Switched Optical Network) UNI/ENNIの仕様策定等を行ってきました。現在、100Gb/s〜800Gb/s伝送に適用可能な光モジュールや高速電気インタフェース仕様の検討、SDN for Transport networkの技術仕様の検討等を進めています。
特に光分野では、800Gコヒーレントが2020年末から議論されいます。また、次世代の高速インタフェースの実現を目指したCo-Packagingに関しては、2022年2月にFramework Implementation Agreementがリリースされました。引き続き3.2T光モジュール、プラガブル外部光源モジュール(External Laser Small Form Factor Pluggable : ELSFP)など具体的な仕様が標準化に向けて議論されています。
光リンク分野ロードマップ
光ネットワーキング分野ロードマップ
OIF
実装仕様 各種インタフェースの仕様書は、「OIF Implementation agreements」であり、右記のURLからダウンロードできます。 Implementation Agreements
IETF IETFは、「Internet Engineering Task Force」のことであり、インターネット技術全般の標準化を策定する組織です。IETFにおける技術仕様はRFC(Request For Comments)として、広くインターネットを通じて参照することができます。光ネットワーキングに関連するWorking Group(WG)には、CCAMP (Common Control and Measurement Plane)やPCE (Path Computation Element)、TEAS (Traffic Engineering Architecture and Signaling ) WG等があり、Optical Transport Network (OTN)やWavelength Switched Optical Network (WSON)、Flexible grid network等のGMPLS(Generalized multiprotocol label switching)拡張やPCEP拡張、光ネットワーク管理のためのYANGモデルの策定等を進めています。また、SDN/NFV関連は、I2RS(Interface to the Routing System)やIRTF(Internet Research Task Force)などで議論されています。
光ネットワーキング分野ロードマップ
IETF
ONF ONFは、「Open Networking Foundation」のことであり、ユーザ主導の団体として技術的・市場啓蒙的な取り組みを通じて、Software-Defined Networking(SDN)とその基盤技術の早期普及ならびに商用導入に向けた規格化の検討をしてきました。2017年にOpen Networking Lab (ON.Lab)と合併し、存続組織がONFの名称を継承しました。現在では、オープンソースプロダクト開発も積極的に推進しています。
光ネットワーキング分野ロードマップ
ONF
IEEE IEEEは、「米国電気電子学会」(The Institute of Electrical and Electronics Engineers)のことであり、有線LANや無線LANなどを含む広範な電気電子技術の国際標準の策定を行っています。 IEEE Standards Association
IEEE 802.3

IEEE 802.3
の詳細

802.3 Working GroupはEthernet関係の標準化を進めています。10M Ethernetの標準化に始まり、現在は800G、1.6Tb/sといった超広帯域イーサネット技術や50Gb/sを超える一芯双方向光通信技術が議論されています。
光リンク分野ロードマップ
光アクセス分野ロードマップ
IEEE 802.3
   IEEE 1904
(ANWG)
IEEE 1904 Working Groupでは、Ethernet PONベースの様々なアクセスネットワークアーキテクチャの標準化が行われています。
光アクセス分野ロードマップ
ANWG
IEEE 1904.1
(SIEPON)
IEEE 1904.1 Working Groupでは1G-EPONおよび10G-EPONにおけるシステムのサービス相互接続運用のための管理仕様(Interoperability)の標準化が行われました(2012年5月に標準化完了)。
光アクセス分野ロードマップ
SIEPON
IEEE 1904.3
(RoE)
IEEE 1904.3 Task Forceでは、MFH (Mobile Front Haul)に向けたパケットベースでの無線信号のカプセル化・制御信号のマッピングの標準化が行われていました。2016年7月にNGFI(Next-Gen Fronthaul Interface)としてIEEE1914で標準化を引き継いでいます。
光アクセス分野ロードマップ
RoE
NGFI(IEEE1914)
IEEE 1914.1 IEEE 1914.1 Task Forceでは、MFH (Mobile Front Haul)のネットワークアーキテクチャとその要件の標準化が行われています(2019年11月に標準化完了)。
光アクセス分野ロードマップ
IEEE 1914.1
IEEE 1914.3 IEEE 1914.3 Task Forceでは、MFH (Mobile Front Haul)に向けたパケットベースでの無線信号のカプセル化・制御信号のマッピングの標準化が行われました。(2018年10月に標準化完了)。現在では、機能拡張のための規格修正がIEEE1914.3aとして行われています。(2022年以降に標準化完了見込み)
光アクセス分野ロードマップ
IEEE 1914.3
標準文書 IEEE 802標準は802.3 Ethernetをはじめとして無償で入手可能です。一方、過去の標準やドラフトは購入する必要があります。 802 Starndards
TIP Telecom Infra Project(TIP)は、テレコム分野にオープン化の流れを積極的に取り入れた技術開発を行っています。プロジェクト・グループという単位で、光伝送機器、セルラーNW機器などのプロダクト開発、仕様策定を行っているほか、オペレーションにもスコープを広げています。2016年の設立以来、オープンイノベーションを標榜した活動を推進しており、近年は他の標準化団体とのリエゾンも進めています。 TIP