5.講演会・シンポジウムのご案内
最終更新日:
■お知らせ
PIF・PN研究会 共催「チュートリアル講演会」開催のご案内
超高速フォトニックネットワーク開発推進協議会(PIF)、電子情報通信学会フォトニックネットワーク(PN)研究会は共催で「2024年度第2回チュートリアル講演会」をオンライン方式で開催いたします。
今回は次世代の大容量光通信ネットワークを支えるマルチコア光ファイバ伝送技術に焦点をあて、最新の研究開発動向やSDM・UWB技術の実装に向けた取り組みと課題、ならびにマルチコアEDFAの技術動向について分かりやすくご講演いただきます。
マルチコア光ファイバ伝送技術に関して、基礎から最新技術動向および実装に向けた取り組みまでを情報共有できるまたとない機会です。大学・大学院の学生も含め、多数の皆様のご参加をお待ちしております。
印刷用ご案内・プログラムPDF
開催日時:
2025年3月7日(金) 15:00‐17:25
開催方式:
オンライン開催(Zoomを使用)
参加対象:
学生を含む一般(openな講演会)
参加費:
無料
定員:
100名
参加申込方法:
事前登録制
参加申込フォームよりお申込みください →
申込締め切り:3月6日(木) 12:00
その他:
ZoomのURLや講演資料ダウンロード方法等の詳細は、
3月6日(木)午後にお申し込みいただいた方にメールでご案内を差しあげます。
お問い合わせ先:
PIF事務局 宇都
E-Mail:
Tel: 03-3351-8155
(スパムメール対策のため、メールアドレスは画像にしています)
◆◆◆プ ロ グ ラ ム(予定)◆◆◆
15:00-15:05
開会挨拶
PIF企画部会 部会長代理 今宿 亙 氏
近畿大学 産業理工学部 電気電子工学科 教授
15:05‐16:05
チュートリアル講演-1
『 光ネットワークの未来:増大するデータトラフィックに対応するSDMとUWB技術の実装に向けた取組と課題 』
講師:
クラウス ヴェルナー 氏
情報通信研究機構 ネットワーク研究所
フォトニックICT研究センター フォトニックネットワーク研究室
総括研究員
概要:
光ファイバ通信は、超高速かつ大容量のインターネットを実現するための不可欠な基盤技術として、現代の情報社会を支えている。インターネット上のデータトラフィックは、ビデオストリーミング、クラウドコンピューティング、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)などの普及により、年間30%以上の増加を続けている。さらに、AI(Artificial Intelligence:人工知能)や自動運転などといった新しいアプリケーションの登場により、この傾向は今後も続くと予想される。このデータトラフィックの増加に対応するためには、SDM(Space Division Multiplexing:空間分割多重)技術を活用した空間領域での大規模な並列伝送と、UWB(Ultra-wide Band:超広帯域)技術を活用した周波数領域でのさらなる並列化が、唯一の解決策とされている。過去15年間にわたる研究開発の成果として、マルチコアファイバや数モードファイバなどの高品質なSDMファイバの開発が大きく前進し、SDMコンセプトを基盤とした他のネットワーク要素も実現されている。また、UWB技術は、従来のファイバに比べて伝搬損失や非線形性が極めて低い中空コアファイバと組み合わせることで、魅力的な可能性を秘めている。SDMファイバの商業化には、革新的なファイバ設計や開発だけでなく、システムコストの削減や相互運用性を確保するための標準化も不可欠である。また、光増幅器やコネクタなど、他のネットワーク要素技術の進歩も求められている。本講演では、既存の伝送システム限界を踏まえ、将来の大容量光ネットワークの実現を目指す研究開発への取り組みをレビューし、SDMおよびUWB技術の商業的実装に向けた課題について議論する。
(15分休憩)
16:20‐17:20
チュートリアル講演-2
『 マルチコアEDFAの技術動向 』
講師:
高坂 繁弘 氏
古河電気工業株式会社 フォトニクス研究所 主席研究員
概要:
マルチコアEDFAの概要を紹介する。そして、小型化に向けたコア励起と消費電力削減に向けたクラッド励起の二つの励起方式それぞれの技術動向を述べ、伝送用マルチコアファイバとの接続構成について議論する。
マルチコアファイバデバイスの大きさは、従来の単一コアファイバを用いたものと同等レベルに達したため、コア励起型マルチコアEDFAは筐体の大きさを単一コアEDFAと同じ大きさにできる。すなわち、コアあたりの大きさにおいて小型化する。また、クラッド励起型マルチコアEDFAにおいては、Cバンド結合12コアEDFAのコアあたりの消費電力が従来の単一コアEDFAよりも低くなった。消費電力削減に結びつくクラッド励起効率を向上させる技術を概説する。そして、マルチコアファイバ中の光信号の伝搬方向が同方向か双方向かによって異なる接続構成を議論する。伝搬方向に依存するコア間クロストーク、低損失融着、低挿入損失ファンイン・ファンアウトデバイスが接続技術の基礎となる。
17:20‐17:25
閉会挨拶
PN研究会 副委員長 松浦 基晴 氏
電気通信大学大学院 情報理工学研究科
情報・ネットワーク工学専攻 教授
■過去の記録
(令和元年度〜)
2024年度
2024年10月31日
協賛
チュートリアル講演会
アルカディア市ヶ谷
2024年 7月10日
主催
2024年度PIF定期総会講演会・展示会
東京グリーンパレス
2023年度
2024年 3月15日
協賛
電子情報通信学会 フォトニックネットワーク(PN)研究会
奄美市社会福祉センター
2024年 2月20日
共催
第2回チュートリアル講演会
オンライン開催
2023年12月15日
協賛
電子情報通信学会 光通信システムシンポジウムへの協賛
品川フロントビル
2023年11月24日
共催
第1回チュートリアル講演会
オンライン開催
2023年 7月28日
主催
2023年度PIF定期総会講演会・展示会
ホテルルポール麹町
2023年 5月25日
-26日
共催
iPOP2023
(外部リンク 別ウインドウで開きます)
NTT武蔵野研究開発センタ
2023年 4月28日
協賛
電子情報通信学会 第6回プラチナクラブ
慶應義塾大学新川崎タウンキャンパス
2023年 4月20日
後援
OPIE’2023内 光通信・要素技術&応用EXPO
パシフィコ横浜
2022年度
2023年 3月24日
共催
第2回チュートリアル講演会
オンライン開催
2023年 2月14日
主催
標準化動向意見交換会
SCAT
2022年11月15日
共催
第1回チュートリアル講演会
オンライン開催
2022年 7月29日
主催
PIF設立20周年記念講演会
オンライン開催
2022年 6月 3日
共催
iPOP2022
(外部リンク 別ウインドウで開きます)
Virtual Web Conference
2021年度
2022年 2月18日
共催
第2回チュートリアル講演会
オンライン開催
2022年 2月14日
主催
標準化動向意見交換会
オンライン開催
2021年12月15日
協賛
電子情報通信学会光通信システムシンポジウム
オンライン開催
2021年11月30日
共催
第1回チュートリアル講演会
オンライン開催
2021年 9月30日
-10月 1日
協賛
iPOP2021
(外部リンク 別ウインドウで開きます)
Virtual Web Conference
2020年度
2021年 2月24日
共催
チュートリアル講演会
オンライン開催
2021年 2月15日
主催
標準化動向意見交換会
オンライン開催
2020年 9月10日
-11日
協賛
第16回IP+光ネットワークに関する国際会議(iPOP2020)
(外部リンク 別ウインドウで開きます)
Virtual Web Conference
令和元年度
令和2年 2月21日
主催
標準化動向意見交換会
SCAT
令和2年 2月17日
共催
第2回チュートリアル講演会
SCAT
令和元年12月17日
-18日
協賛
電子情報通信学会 OCSシンポジウム
東レ総合研修センター
令和元年11月14日
共催
基礎チュートリアル講演会 & 慶應義塾大学キャンパスツアー
慶應義塾大学矢上キャンパス
令和元年 9月11日
共催
電子情報通信学会ソサエティ大会 企画シンポジウム
大阪大学豊中キャンパス
令和元年 7月 7日
−11日
後援
OECC/PSC2019
福岡国際会議場
令和元年 6月20日
協賛
電子情報通信学会 フォトニックネットワーク(PN)研究会
MALIOS(岩手県盛岡市)
令和元年 6月 7日
主催
2019年度PIF定期総会講演会・展示会
ホテルルポール麹町
令和元年 5月30日
−31日
協賛
第15回IP+光ネットワークに関する国際会議(iPOP2019)
(外部リンク 別ウインドウで開きます)
NEC玉川事業場
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参加申込フォームよりお申込みください →
申込締め切り:3月6日(木) 12:00
3月6日(木)午後にお申し込みいただいた方にメールでご案内を差しあげます。
E-Mail:
(スパムメール対策のため、メールアドレスは画像にしています)
近畿大学 産業理工学部 電気電子工学科 教授
『 光ネットワークの未来:増大するデータトラフィックに対応するSDMとUWB技術の実装に向けた取組と課題 』
情報通信研究機構 ネットワーク研究所
フォトニックICT研究センター フォトニックネットワーク研究室
総括研究員
『 マルチコアEDFAの技術動向 』
古河電気工業株式会社 フォトニクス研究所 主席研究員
マルチコアファイバデバイスの大きさは、従来の単一コアファイバを用いたものと同等レベルに達したため、コア励起型マルチコアEDFAは筐体の大きさを単一コアEDFAと同じ大きさにできる。すなわち、コアあたりの大きさにおいて小型化する。また、クラッド励起型マルチコアEDFAにおいては、Cバンド結合12コアEDFAのコアあたりの消費電力が従来の単一コアEDFAよりも低くなった。消費電力削減に結びつくクラッド励起効率を向上させる技術を概説する。そして、マルチコアファイバ中の光信号の伝搬方向が同方向か双方向かによって異なる接続構成を議論する。伝搬方向に依存するコア間クロストーク、低損失融着、低挿入損失ファンイン・ファンアウトデバイスが接続技術の基礎となる。
電気通信大学大学院 情報理工学研究科
情報・ネットワーク工学専攻 教授
■過去の記録 (令和元年度〜)
-26日
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-10月 1日
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-11日
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-18日
−11日
−31日
(外部リンク 別ウインドウで開きます)