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テレコム技術情報セミナー

第107回テレコム技術情報セミナー テラヘルツ計測の最新動向~社会実装を見据えて~

当センターでは、情報通信に係る先端的技術の普及促進を目的として技術情報セミナーを継続的に開催しております。今回は、テラヘルツシステム応用推進協議会 技術検討部会との共催で、“テラヘルツ計測の最新動向 ~社会実装を見据えて~”をテーマとして技術情報セミナーを開催いたします。
テラヘルツとは、100GHz~10THzの周波数である電磁波領域(テラヘルツ帯)を指し、近年の研究開発の進展に伴い、テラヘルツ帯の電磁波を新たな計測・大容量通信やイメージング等で利用する可能性が注目されています。一方で、広帯域のテラヘルツ帯を有効利活用して装置間の接続性や他システムとの共用を担保するためには国際的な標準化の推進が重要となります。
このセミナーでは、「テラヘルツ分光技術ならびにパルス発生・検出技術等の研究開発動向」に関する講演(2件)、「テラヘルツ帯の固定・移動通信への275-450GHzの周波数特定(国際標準化)」に関する講演(1件)、テラヘルツ時間領域分光法(THz-TDS:Terahertz TimeDomain Spactroscopy)の議論を深めるためのパネルディスカッション(1件)を予定しております。なお、Prof. Aydin Babakhaniの講演は英語による海外からの講演となります。
テラヘルツ計測の研究開発の最前線および社会実装に向けた取り組み、国際標準に関する最新の審議結果を把握できるまたとない機会です。また、普段はテラヘルツとはあまり関係のない方々も、実用化の進展が期待されるテラヘルツに触れられる貴重な機会です。多数の皆様のご参加をお待ちしております。

日時

令和2年2月28日(金) 09:30 – 11:55

会場

一般財団法人テレコム先端技術研究支援センター(SCAT) 2階 会議室
〒162-0067 東京都新宿区富久町16-5 新宿高砂ビル
アクセス:http://www.scat.or.jp/scat/kotu.html

プログラム

時間 内容
09:30-09:35

【開会挨拶】
一般財団法人テレコム先端技術研究支援センター 常務理事
矢吹 義明

09:40-11:55

【共催挨拶】
テラヘルツシステム応用推進協議会 技術検討部会 部会長/大阪大学大学院 基礎工学研究科 教授
永妻忠夫 氏

【講演1】
「テラヘルツ分光装置の社会実装に向けた研究開発動向」
慶應義塾大学 理工学部 物理学科
教授 渡邉紳一 氏

【講演2】
「Fully Electronic Generation and Detection of Broadband THz pulses and Their Applications」
Prof. Aydin Babakhani
ASSOCIATE PROFESSOR,
ELECTRICAL AND COMPUTER ENGINEERING,
University of California, Los Angeles UCLA, USA

【パネルディスカッション】
「テラヘルツ時間領域分光法(THz-TDS)に対する電子デバイス開発のインパクト」
パネラー:
永妻忠夫 氏(大阪大学)
渡邉紳一 氏(慶應義塾大学)
深澤亮一 氏(スペクトルデザイン)
加藤英志 氏 (アドバンテスト)
齋藤伸吾 氏(情報通信研究機構)

【講演3】
「2019年世界無線通信会議における275GHz以上の規則改定について」
テラヘルツシステム応用推進協議会 標準化部会 部会長/情報通信研究機構 テラヘルツ研究センター 客員研究員
小川博世 氏

【閉会挨拶】
テラヘルツシステム応用推進協議会 幹事長/ 情報通信研究機構 未来ICT研究所 フロンティア創造総合研究室 上席研究員 兼 副室長
笠松章史 氏