H23年度 活動状況

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調査研究

情報交流

普及啓発

標準化推進

過去の活動状況 部会活動

調査研究活動

平成23年度
技術調査部会 分科会の設置

平成23年12月

 技術調査部会にPIF会員への公募に基づくメンバーで、新たに分科会を発足させた。エラスティックな光パスを用いて故障や需要変動に対する耐力の高い適応型光パスネットワークを構築することで、災害等による回線障害にもフレキシブルに対応できる将来のフォトニックネットワークの要素技術に関する調査である。今年度は4回の会合を開いて調査検討し、必要な研究開発課題を抽出した。来年度以降は各技術課題について深耕していくことになる。
 
グリーンλタスクフォースの設置

平成23年10月

 アドホックにタスクフォースを立ち上げた。光通信技術によるICT分野における省エネ効果が期待されている。そこで、フォトニックネットワークの消費電力を機器、装置毎に分析し、通信ネットワーク全体の消費電力の中で、フォトニックネットワークの占める割合を定量化することにした。都合4回の会合を開いて検討し、2020年時点での省電力効果を見積もった。これらの成果は今後の調査研究活動に活用する。
 
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情報交流活動

平成23年度
信学会規格調査会の企画シンポジウムとの共催

平成24年3月21日、岡山大学

 信学総合大会 特別企画委員会企画において2人の方にご講演頂いた。
題 目: 光アクセスシステムの標準化動向と今後の展望
講演者: 横谷 哲也氏 (三菱電機株式会社 情報技術総合研究所)
題 目: 通信キャリアの戦略的国際標準化活動
- Optical Transport Network (OTN) -
講演者: 富澤 将人氏 (NTT未来ねっと研究所、主幹研究員 グループリーダ)
 
電子情報通信学会OCSシンポジウムに協賛・講演

平成23年12月16日、東レ総合研修センター(静岡県三島市)

OCS研究会第25回光通信システムシンポジウムに協賛し、招待講演の一枠にてご講演頂いた。
題 目: スマートグリッドの標準化
講演者: 新井 正伸氏
(日本電気株式会社 システムプラットフォーム研究所  エグゼグティブエキスパート)
 
信学会規格調査会の企画シンポジウムとの共催

平成23年9月14、北海道大学

 震災で中止になった3月の2011年信学総合大会での企画をソサイエティ大会で再実施。2人の方にご講演頂いた。

題 目: M2M/IoTに向けて、これからは業際イノベーションです
講演者: 富田 二三彦氏
(社団法人 情報通信技術委員会 業際イノベーション本部 本部長)
題 目: 戦略的国際標準化活動への取り組み(光通信用光部品の標準化活動事例を通して)
講演者: 磯野 秀樹氏
(富士通オプティカルコンポーネンツ 開発企画部担当部長 シニアプロフェッショナルエンジニア)
 
電子情報通信学会CS研究会への協賛

平成23年9月1日-2日、東北大学

 電子情報通信学会通信方式研究会(CS研究会)へ協賛し、招待講演の一枠をPIFが企画し、(株)トヨタIT開発センター代表取締役会長、社団法人情報通信技術委員会(TTC)顧問・井上友二様に講演頂いた。
講演題目: 『大震災を教訓とした日本産業再生の道』
〜業際イノベーションとアジア連携〜
 
平成23年度 定期総会並びに設立10周年記念講演会開催

平成23年7月15日、大手町サンケイプラザ

  7月15日に平成23年度定期総会を開催し、平成22年度の活動状況報告、収支報告、並びに平成23年度役員の選任及び活動計画、収支計画等につき決議しました。
 今回は設立以来会長を努めて来られた青山会長が退任し顧問に就任、新会長には北山副会長が、また新副会長には萩本標準化推進部会長が就任しました。

 また今年は2001年2月PIFが設立されてから10周年ということで、総会終了後設立10周年記念講演会を開催しました。
 今回は招聘講演として中国、韓国並びにEU(英国)からの講演者による講演、そして東日本大地震を受けて東北大学・中沢教授の講演を行ない、多数の参加者を得、好評を博しました。
時間 内容 詳細 (テーマ・講師等)
14:30−15:00 基調
講演
『PIF10年間の活動と今後の展開』
PIF会長 青山 友紀氏
(慶應義塾大学 教授)
15:00−15:40 招聘
講演
『Optical Burst Switch: review and prospect』
北京郵電大学(Beijing University of Posts and Telecommunications)
教授 Jintong Lin氏
16:00−16:40 招聘
講演
『Optical Internet Technologies and Applications in Korea』
韓国科学技術院(Korea Advanced Institute of Science And Technology:KAIST)
教授 Minho Kang氏
16:40−17:20 招聘
講演
『Optical Communications Research in Europe』
Essex大学(イギリス、University of Essex)
教授 Michael O’Mahony氏
17:20−17:50 特別
講演
『災害に強い情報通信ネットワークの再構築に向けて−東北大学電気情報系の新たなる挑戦』
東北大学 教授 中沢 正隆氏
17:50−18:00 来賓
挨拶
総務省 久保田総括審議官

Jintong Lin氏 Minho Kang氏 Michael O’Mahony氏 中沢 正隆 氏 久保田総括審
北山新会長と青山前会長
 
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普及啓発活動

平成23年度
チュートリアル講演会の開催
 PIFではフォトニックネットワーク技術の専門家を目指す若手技術者の養成を目的として平成14年度よりチュートリアル講演会を開催しております。
 今年度は電子情報通信学会PN研究会との共催により、講演会を開催しました。

  第1回講演会   第2回講演会
平成23年6月17日、
日本女子大学 目白キャンパス 百年館5階会議室
平成23年11月25日、SCAT会議室
講演1 講師: 菊池 和朗 氏  東京大学教授 講演1 講師: 内藤 整 氏、吉野 知伸 氏
KDDI研究所
題名: 『デジタルコヒーレント光ファイバ通信』 題名: 『超臨場感アプリケーション技術の最新動向』
概要: デジタルコヒーレント光ファイバ通信技術を用いると,多値光変調に対応できるだけでなく,電気領域での分散補償,偏波制御などの機能が実現できる。これらの機能は,100ギガビットイーサーネット伝送の実用化に重要な役割を果たす。本講演では,コヒーレント光検出の原理を説明し,デジタル信号処理との融合がもたらす新たな可能性について述べる。 概要: 超臨場感映像メディアの大きな流れとして、超高精細映像および自由視点映像に注目し、それぞれの技術動向について紹介を行う。加えて双方のアプリケーションにおいてコンテンツ流通を加速させる上で必須のコア技術として映像圧縮符号化の技術動向について述べる。
講演2 講師: 荒木 壮一郎 氏  NEC 講演2 講師: 高良 秀彦 氏
日本電信電話株式会社 NTT未来ねっと研究所
題名: 『OpenFlowによるトランスポートネットワーク制御とアプリケーション協調』 題名: 『マルチコア/マルチモード伝送技術の最新動向』
概要: 新世代ネットワーキング研究において重要なポジションを占めつつあるOpenFlowの技術的特徴をレビューする。また、オプティカル・パケットトランスポートの制御に対するOpenFlow の可能性について述べる。特に、アプリケーション協調を切り拓くに必要なOpenFlowが具備する二つの要素について述べる。 概要: 従来の光ファイバ通信は、大容量化に伴う光パワーの増大による非線形光学効果の影響および光ファイバ損失が伝送容量の制限要因として浮かび上がってきている。最近、この容量限界を打破するために、マルチコアおよびマルチモードによる空間分割多重技術を利用した超大容量化の研究開発が活発化している。本講演では,マルチコア/マルチモード伝送技術について最新動向および今後の展望について述べる。
第1回講演1  第2回講演2 第2回講演1 第2回講演2
第2回会場の様子
  
IPと光ネットワークに関する国際会議iPOP2011に協賛

平成23年6月2日-3日、NEC 玉川事業所

  6月2、3日NEC 玉川事業所にて開催のIP+光ネットワークに関する国際会議iPOP2011に協賛し、運営事務局支援とPRを推進した。
 この会議は、IPと光ネットワークに関する最新技術情報を共有することを目的としており、そのため産業界と学術コミュニティによる基調講演と論文発表が行なわれると共に、世界各国のベンダによる最新のGMPLS機器等の展示が行なわれ盛況となりました。
 会場の様子1   会場の様子2      ipopロゴ  iPOP2011サイトへ
 
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標準化推進活動

平成23年度
標準化推進部会意見交換会ワークショップの開催

平成24年2月22日、SCAT会議室

 標準化推進部会の活動の一環として、ITU-T、IEEE、OIF、IETF等の光通信関係の標準化団体での活動に深く関わられていらっしゃる方を講演者としてお招きし、意見交換会を開催した。
 各機関での活動状況、今後の方向性、標準化機関間の協調・連携などについて、6件の講演を行うとともに、講演者による討議を行った。
講演資料は、会員のページよりダウンロードいただけます。
※会員のページをご覧になるにはIDとパスワードが必要です。
プログラム
第一部:座長 久保 和夫 (PIF標準化推進部会委員 三菱電機)
講演1: 『100GbE標準化動向 IEEE 802.3 Next Generation 100Gb/s Optical Ethernet』
児玉 聡 (日本電信電話)
講演2: 『100Gコヒーレント光学系の相互接続検証および次世代トランシーバMSAのOIF標準化』
磯野秀樹(富士通オプティカルコンポーネンツ)、富澤将人(NTT)
第二部:座長 青木 泰彦 (PIF標準化推進部会委員 富士通研究所)
講演3: 『NG (Next Generation) -PON2の標準化動向』
向井 宏明 (三菱電機)
講演4: 『IEEE802.3 Extended EPON 標準化動向』
栖川 淳 (日立製作所)
第三部:座長 大原 拓也 (PIF標準化推進部会委員 日本電信電話)
講演5: 『ITU-TにおけるFuture Networks標準化』
江川 尚志 (日本電気)
講演6: 『クラウド関連の標準化動向とITU-T FG Cloud』
宮本 崇弘 (KDDI研究所)
第四部:座長 山中 直明 (PIF標準化推進部会委員 慶應義塾大学)
討議 講演者および参加者
意見交換会の様子1 意見交換会の様子2
 

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