第108回テレコム技術情報セミナー(10/27開催) Society5.0時代における国民の安心安全を支える研究業績
当財団では、情報通信技術に関する知識の普及を目的としたセミナーを定期的に開催しています。
なお今回は、コロナ禍のため「Web配信型セミナー」としてご提供することと致しました。
“Society5.0時代における国民の安心安全を支える研究業績”をテーマとした技術の中で、特に優れた4つの技術について2日間にわたり紹介します。
セミナーはWeb配信で行いますので、移動や場所の制限なくご覧いただけます。
皆様方の多数のご参加をお待ちしております。
プログラム
【1日目】 | 令和2年10月27日(火) 14:00 ~ 16:05 |
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主催者挨拶 14:00 ~ 14:05 |
一般財団法人テレコム先端技術研究支援センター |
講演1 14:05 ~ 15:05 |
「データ分析とプライバシー保護と個人情報保護法」 |
(要旨) | パーソナルデータを分析して数量的に把握することで豊かな生活や新しい体験がもたらされることが期待されている。分析は目的と手段が妥当である場合に信頼され、目的達成に個人への干渉を要しない場合、分析行為から個人への悪影響を排除することが、データ分析におけるプライバシー保護の一つの考え方である。このプライバシー保護は、公的統計分野の高い規律で達成してきたが、いわゆるビッグデータ時代では、技術による達成が要請された。これがプライバシー保護技術の社会的な位置付けで、匿名化技術はその最も知られたものである。わが国では経済産業省「情報大航海プロジェクト」(2007)で先鞭がつけられ、個人情報保護との関係が総務省「パーソナルデータ研究会」(2012)から、内閣官房「パーソナルデータ検討会」(2013)で論じられ、「改正個人情報保護法」(2015)で匿名加工情報として制度に組み込まれた。並行してNTT研究所で独自の研究が行われ、開発されたシステムは新しいデータ流通に貢献している。本講演ではこれら経緯をできるだけ詳しく述べたい。 |
講演2 15:05 ~ 16:05 |
「高速ストリーム暗号KCipher-2の研究開発」 |
(要旨) | 暗号技術は、安全・安心なサイバー空間を実現するために無くてはならない基盤技術となっている。本稿では、高い安全性を確保しつつ、現在、インターネットなどで広く利用されている標準的な既存方式よりも一桁速い暗号アルゴリズムの実現を目指し、研究開発した暗号アルゴリズムKCipher-2について、その研究開発の背景、経緯、方式の概要、および、安全性について、述べるとともに、ISOや電子政府推奨暗号などの国内外での標準化の活動、また、携帯端末やIoTデバイスなど、計算資源の厳しい環境などにおける多方面での利用例について紹介する。 |
募集要領
定 員: 100 名
参加費: 無料
締 切: 10月22日(木) 17:00 但し、定員になりましたら申込受付を終了します。
申込方法
- ◎WEBからのお申込み
SCATホームページ(https://www.scat.or.jp/)より会員ページへログインしていただき、イベント情報より申込フォームへアクセスしてください。
会員登録をされていない方は恐れ入りますが、会員募集のご案内(https://www.scat.or.jp/suisin/recruit/)の[無料会員登録はこちら]より登録手続きをお願いいたします。
無料会員登録をされますと、当センターからのご案内(情報配信)をお送りいたします。 - ◎FAX(03-3351-1624)でのお申込み
参加申込書に必要事項をご記入ください。一枚で4名様までお申込みいただけます。
※ FAXでのお申込みでメールアドレスが不明の場合は折り返しのご連絡ができませんので、必ずメールアドレスをご記入ください。
参加申込書Word(seminar_entry.docx)
参加申込書pdf(seminar_entry.pdf)
ご留意ください
開催日前日までに入力いただいたメールアドレス宛にセミナーの参加用URLをご案内します。
メールアドレス不明の場合は連絡できません。
お申込みの際はくれぐれも入力および記入間違いの無いようご注意願います。