2.活動状況

最終更新日:


情報交流

普及啓発

標準化推進

過去の活動状況 部会活動

情報交流活動

平成28年度
電子情報通信学会 CS研究会への協賛・講演

平成29年1月19日、九州産業大学

 PIFは電子情報通信学会通信方式研究会(CS研究会)に協賛し、平成29年1月19日には、PIF企画の特別招待講演として「光アクセスシステムの仮想化・部品化技術および標準化動向」について、NTTの浅香 航太 氏にご講演いただきました。
 光アクセスシステム開発および標準化の状況、光アクセスシステムの仮想化・部品化技術に関する各種取り組み・最新標準化動向を分かり易くご説明いただき、大変有意義なご講演となりました。
講演資料は、会員のページよりダウンロードすることができます。
※会員のページをご覧になるにはIDとパスワードが必要です。
題 目: 『光アクセスシステムの仮想化・部品化技術および標準化動向
〜 サービスへの即応性と経済化に向けて 〜』
講演者: 浅香 航太 氏 (NTT)
概 要: 光アクセスシステム仮想化・部品化技術の背景、FASA(Flexible Access System Architecture)のコンセプト、共通API、ユースケースについてご説明いただくとともに、局舎をデータセンタとして再設計するコンセプトのアーキテクチャであるCORD(Central Office Re-architected as a Datacenter)についてもご説明いただきました。また、光アクセスシステムの仮想化に関連する標準化が進められているBBF(Broadband Forum)での最新の標準化動向に関してもご説明いただきました。
 
電子情報通信学会 OCSシンポジウムへの協賛・講演

平成28年12月21日、東レ総合研修センター(静岡県三島市)

 PIFは電子情報通信学会光通信システム研究専門委員会(OCS)シンポジウムに協賛し、平成28年12月21日には招待講演として「車載用ギガビット光通信の標準化動向」と題して矢崎総業の芹澤 直嗣 氏にご講演いただきました。
光通信による車載Ethernetの最新標準化動向を、車載ネットワーク(ボディ系、情報系)の標準規格制定の歴史や標準化の狙い等も交えて解説いただき、大変有意義なご講演となりました。
講演資料は、会員のページよりダウンロードすることができます。
※会員のページをご覧になるにはIDとパスワードが必要です。
題 目: 『車載用ギガビット光通信の標準化動向』
講演者: 芹澤 直嗣 氏(矢崎総業)
概 要: 自動運転をはじめとする運転者支援技術の進展により注目を集める車載向けギガビット光通信技術とその標準化動向について、車載LANの歴史から、運転者支援・自動運転への取り組みを含めてご講演いただきました。車載通信に求められる要件として、高信頼性とコストダウンの重要性をご説明いただくとともに、「日本発の良いものを普及させる標準化」の取り組みとして進むIEEE802.3、ISO TC22、IEC TC86での議論内容について分かり易くご説明いただきました。
 
定期総会および講演会・展示会の開催

平成28年5月20日、東京グリーンパレス

 平成28年度定期総会を開催し、平成27年度の活動状況/会員異動状況/収支実績に関して報告するとともに、平成28年度の役員の選任/幹事の指名/活動計画/収支計画等に関する審議が行われ、全てが承認されました。
 引き続き定期総会講演会を開催しました。PIF顧問北山研一氏には、PIFのこれまでの活動と今後の展望について基調講演を戴き、続いて韓国2018 PyeongChang冬季五輪組織委員会Project ManagerのKwang-Ho Yang 氏には、2018年冬季オリンピックに向けたICTサービスの取り組み・卓越性に関してご講演戴きました。また、総務省官房総括審議官の富永昌彦氏には、最近の情報通信をとりまく状況および総務省をはじめとする各省庁の社会全体のICT化に向けた施策・取り組みをまじえてご挨拶を戴きました。続いて、デンマーク工科大学教授の盛岡敏夫氏には、MCF/SDMの研究開発の立ち上げから最新技術動向・今後の展望に関して、また東京大学先端科学技術研究センター教授の森川博之氏には、新たなIoT/M2Mサービスの創造に向けた取り組み・最新動向に関してご講演戴きました。
 学生を含む一般の皆様をはじめ79名の方々にご参加いただき、大変盛況で有意義な講演会となりました。
 また、今年度も講演会にあわせてPIF会員(4機関)による最先端技術の紹介や展示(展示会)を開催しました。
講演資料は、会員のページよりダウンロードすることができます。
※会員のページをご覧になるにはIDとパスワードが必要です。
【プログラム】
基調講演 『 Photonic Internet Forum(PIF):これまでの活動と今後の展望 』
 PIF顧問 北山 研一 氏
大阪大学 名誉教授、光産業創成大学院大学 特任教授
招待講演1 『 Excellence in ICT Services for Mega Sports Events 』
 Kwang-Ho Yang 氏 (韓国)
POCOG (2018 PyeongChang冬季五輪組織委員会) Project Manager
来賓挨拶 総務省 富永 昌彦 氏 (官房総括審議官)
招待講演2 『 マルチコアファイバ・空間多重技術の研究開発:
立ち上げから最新の動向/今後の展望まで 』
 盛岡 敏夫 氏
デンマーク工科大学 教授
招待講演3 『 デジタルの威力: IoTによる新たな価値創造 』
 森川 博之 氏
東京大学先端科学技術研究センター 教授
【展示会出展機関】
NTTエレクトロ二クス株式会社/株式会社OA研究所/慶応義塾大学/
PIF標準化推進部会
基調講演 招待講演1 来賓挨拶 招待講演2 招待講演3
講演会場の状況
 
>>>TOP

普及啓発活動

平成28年度
チュートリアル講演会 & ナショナルプロジェクト一般公開デモの開催

平成29年3月9日、慶應義塾大学 新川崎(K2)タウンキャンパス

 PIFは、電子情報通信学会フォトニックネットワーク(PN)研究会との共催で「チュートリアル講演会 & ナショナルプロジェクト一般公開デモ」を開催いたしました。今回はNICT委託研究課題160(※1)の共同利用オープン研究室のある慶應義塾大学新川崎(K2)タウンキャンパスにおいて、「RoFの最新標準化動向」「IoTとスマートシティの標準化動向」に関するチュートリアル講演会を開催するとともに、「大規模マルチサービス収容をめざしたエラスティック光アグリゲーションネットワーク(NICT課題160)の研究開発成果」の説明会のあと、検証システムによる同成果の公開デモを見学いたしました。
 チュートリアル講演会では、RoF関連・IoT関連の最新標準化動向をわかりやすく解説いただきました。また一般公開デモでは、実際にOLTの模擬障害を発生させて光経路・波長が円滑に切り替わるシステマティックな動態デモをつぶさに見学することができました。学生・一般の方々を含む計54名の参加者には貴重な機会となり、大変有意義で盛況なイベントとなりました。
(※1) NICT 委託研究課題 課題番号160
エラスティック光アグリゲーションネットワークの研究開発

講演資料は、会員のページよりダウンロードすることができます。
※会員のページをご覧になるにはIDとパスワードが必要です。
【チュートリアル講演会】
講演1 題目: 『RoF技術と標準化最新動向』
講師: Pham Tien Dat 氏
NICT ネットワークシステム研究所
概要: 本チュートリアルでは、RoF技術の概要とITU-T、IEC、およびASTAPでの最近の標準化活動について説明いただきました。 また、将来のモバイルトランスポートと弾力性のあるアクセスネットワーク、高速鉄道への通信システム等への新しいRoFアプリケーション、標準化の可能性のある項目やトレンドを紹介いただきました。
講演2 題目: 『ITU-T SG20におけるIoTとスマートシティに関する標準化動向』
講師: 山田 徹 氏
NEC 標準化推進部
概要: ITU-T(国際電気通信連合 電気通信標準化部門)では、ネットワーク、マルチメディア、セキュリティ等のテーマごとに研究委員会(Study Group: SG)を設置し、各SGで標準化作業をおこなっています。2015年6月に、ITU-Tは新しい研究委員会SG20を設置することを決定しました。ITU-T SG20は、Internet of Things(モノのインターネット: IoT)とSmart Cities and Communities(SC&C)を含むIoTアプリケーションを研究課題としています。本講演では、ITU-T SG20の概要と、ITU-T SG20で現在議論が進められている標準化の動向を解説いただきました。
【ナショナルプロジェクト一般公開デモ】
@ 研究開発成果の説明
題目: 『大規模マルチサービス収容をめざしたエラスティック光アグリゲーションネットワーク(NICT課題160)の研究開発成果』
講師: 浅香 航太 氏
NTT アクセスサービスシステム研究所
概要: 増大傾向にあるメトロ・アクセス網のトラヒックへの対応と、様々な異なるサービスを柔軟に収容することが求められています。課題160の受託者は、これまでにはない伸縮自在(エラスティック)な帯域を有する光パスを駆使して、平時にはグリーン・効率性に優れ、災害時にも物理リソースを組み替えてライフライン維持に資する新しいメトロ・アクセス統合光ネットワークの開発に成功しました。本説明会では、これまでに得られた成果を総括して説明いただきました。
A エラスティック光アグリゲーションネットワーク検証システムのデモ見学
  
チュートリアル講演会の開催
 PIFでは、フォトニックネットワーク技術の専門家をめざす若手技術者の養成を目的として、平成14年度から継続的にチュートリアル講演会を開催しております。
 電子情報通信学会フォトニックネットワーク研究会(PN研)との共催により、本年度は下記の講演会を開催しました。
※講演資料は、PN研究会のHPよりご購入いただけます。
ご希望の方はお問合せください。
PN研究会
  第3回チュートリアル講演会
平成29年3月9日、慶應義塾大学 新川崎(K2)タウンキャンパス
※第3回チュートリアル講演会については、「チュートリアル講演会 & ナショナルプロジェクト一般公開デモの開催」をご覧ください。
  第2回チュートリアル講演会
平成28年11月30日、慶應義塾大学 日吉キャンパス 来往舎
※今回のチュートリアル講演会は、PN研究会および可視光通信協会(VLCA)との共催で「可視光通信ワークショップ VLCWS2016」の一部として開催しました。
講演1 題名: 『LED光無線通信技術とその応用』
講師: 大柴 小枝子 氏
京都工芸繊維大学大学院 工芸科学研究科 教授
概要: 近年、長寿命・低消費電力などの利点を持つLEDの照明機器や信号機への普及が進んでいます。これらの既存のLEDを利用した可視光無線通信は、低コストでスマートなユビキタス通信実現への応用が期待されています。本講演では、IEEE802.15.7r1で標準化の進むLED光無線通信の技術動向とその応用について解説いただきました。
講演2 題名: 『超高速空間光通信の最先端』
講師: 宗正 康 氏
NICT ワイヤレスネットワーク総合研究センター 宇宙通信研究室
概要: 光の空間伝搬による通信は、レーザ発明時点より宇宙空間における有力な通信として構想され、長い間関連する各種技術の基礎研究が行われてきました。NICTにおいて、1996年に静止軌道-地上間、2006年に低軌道-地上間での世界初の実証実験の成功をきっかけに、世界中の宇宙機関で電波による高速・大容量通信に代わる通信として、実用化に向けた研究開発が活発に行われています。本講演では、宇宙光通信システムの歴史・基本技術もまじえ最新の研究開発動向について紹介いただきました。
講演3 題名: 『可視光通信実用技術および可視光IDとその標準化』
講師: 鈴木 修司 氏
一般社団法人 可視光通信協会(VLCA)
概要: 可視光通信では従来の光ファイバ通信や赤外光通信と比べて大きな外乱光の存在やLED送信発光源の周波数特性などについて対策が必要となります。本講演では、実用的な可視光通信受信・送信に必要な技術について解説いただきました。また、LED照明からの光ビーコンとして等の使い方が想定されており、JEITA(電子情報技術産業協会) CP-1222、CP-1223として標準化された可視光ID規格の定められた経緯・内容について解説いただきました。
会場の様子
  第1回チュートリアル講演会
平成28年6月21日、SCAT会議室
講演1 題名: 『Beyond 100G光トランスポート技術の最新動向』
講師: 富澤 将人 氏
日本電信電話株式会社 NTT未来ねっと研究所
フォトニックトランスポートネットワーク研究部 部長
概要: 本講演では、昨今および次世代のトランスポート網への要求条件を俯瞰し、加速度的に莫大になりつつあるトラフィックをサポートするために必須となっているデジタルコヒーレント技術について紹介いただきました。これまでの100Gbpsコヒーレントの成果、および400Gbpsコヒーレントの最新技術と成果について解説いただくとともに、次世代の1Tbpsプロジェクトについての方向性とデータセンタ接続向けのソリューションについても最新動向を解説いただきました。
講演2 題名: 『通信キャリアにおける光海底ケーブルシステム』
講師: 高橋 英憲 氏
株式会社KDDI研究所 光トランスポートネットワークグループ 研究マネージャー
KDDI株式会社 グローバルネットワーク・オペレーションセンター マネージャー
概要: 光海底ケーブルシステムは、通信キャリアのグローバル展開にとって必要不可欠な存在となっています。TPC-1の同軸ケーブルの時代から最新の太平洋横断光海底ケーブルシステム「FASTER」に至る動向について、位置づけや伝送技術、建設・保守運用面、およびコンソーシアムによる光海底ケーブルシステム共同建設の進め方について解説いただきました。
会場の様子
  
第12回 IP+光ネットワークに関する国際会議iPOP2016に協賛

平成28年6月15日−17日、慶應義塾大学

 2016年6月15日−17日、慶應義塾大学(日吉キャンパス)において第12回IP+光ネットワークに関する国際会議iPOP2016が開催され、458名の参加、23機関の展示出展が行われました。
 PIFは同会議に協賛し、多数のPIFメンバーが参画して「次世代光アグリゲーションネットワークとエッジコンピューティングの連携による産業用ロボットの日米間遠隔制御デモ」を実施するとともに、会議自体のオンライン登録サイトの開設・運営等の事務局支援を実施しました。あわせて、役員の派遣・TPC等の運営への協力・エクジビションの企画への参画等も実施しました。
 また、PIF標準化推進部会として展示会に出展し、ポスター掲示やパンフレット/リーフレットの配布、標準化ポータルサイトの案内等により、標準化推進部会の活動内容を紹介しました。

PIF展示ブース 展示会場の様子  
 iPOP2016サイトへ
  
>>>TOP

標準化推進活動

平成28年度
標準化推進部会「標準化動向意見交換会」の開催

平成29年2月8日、SCAT会議室

 標準化推進部会では、ITU-T、IEEE、OIF、IETF、ONF等の標準化活動に携わっている皆様に最新標準化動向をご講演いただくとともに、参加者全員で将来の技術の方向性等を討議する「標準化動向意見交換会」を開催しております。この標準化動向意見交換会は、現在の各機関での活動状況や今後の方向性などの技術的な内容、標準化団体間での協調や連携における課題等に関して、実際に標準化をご担当されている方々の生のご意見をうかがい、また講演者・参加者の全員で今後の国策等を討議する貴重な機会となっております。
 今回は、光通信分野の最新標準化動向のピックアップにくわえ、ITU-T新研究会期のSG構成や検討課題に関してもご講演いただき(計4講演)、また講演者との質疑応答やパネルセッションにおいて活発な意見交換が行われました。

講演資料は、会員のページよりダウンロードすることができます。
※会員のページをご覧になるにはIDとパスワードが必要です。
プログラム
第1部 座長:松浦 裕之 (PIF標準化推進部会 委員 産総研)
講演1 『超高速イーサネット用光トランシーバ 標準化動向』
 高原 智夫 氏 (富士通)
講演2 『PONの最新標準化動向:25G/50G/100G Ethernet PON』
 梅田 大助 氏 (住友電工)
第2部 座長:小田 祥一朗 (PIF標準化推進部会 委員 富士通)
講演3 『ITU-T 新研究会期(2017-2020)のSG構成と検討課題』
 荒木 則幸 氏 (NTT)
講演4 『ITU-T Q11/15におけるOTN標準化動向』
 小林 正啓 氏 (NTT)
第3部 座長:久保 和夫 (PIF標準化推進部会 部会長代理 三菱電機)
討論 パネル討論 (講演者および参加者による全体討議)
講演の様子
 

過去の活動状況はこちら
平成27年度版 ・ 平成26年度版 ・ 平成25年度版
平成24年度版 ・ 平成23年度版 ・ 平成22年度版
平成21年度版 ・ 平成20年度版 ・ 平成19年度版
平成18年度版 ・ 平成17年度版 ・ 平成16年度版
平成15年度版 ・ 平成14年度版 ・ 平成13年度版

>>>TOP