2.活動状況

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情報交流

普及啓発

標準化推進

過去の活動状況 部会活動

情報交流活動

平成30年度
電子情報通信学会 OCSシンポジウムへの協賛・講演

平成30年12月19日、東レ総合研修センター(静岡県三島市)

 PIFは電子情報通信学会光通信システム(OCS)研究会 第32回光通信システムシンポジウムに協賛し、12月19日に開催された招待講演の一枠を標準化推進部会が企画いたしました。PIFからの招待講演では「光海底ケーブルシステムの技術動向」と題して、NECの稲田 喜久 氏にご講演いただきました。
 講演では、光海底ケーブルシステムの概要や技術の変遷から、最新の技術・製品の開発状況、さらなる伝送容量の拡大に向けた研究開発動向までをわかりやすく解説いただくとともに、聴講者との活発な議論がなされ、大変有意義なご講演となりました。
 また、ポスター発表会場に標準化推進部会のポスターを掲示するとともに、PIFパンフレットや標準化推進部会の活動紹介資料を備え置き、PIFならびに標準化推進部会の活動内容を紹介いたしました。
講演資料は、会員のページよりダウンロードすることができます。
※会員のページをご覧になるにはIDとパスワードが必要です。
題 目: 『 光海底ケーブルシステムの技術動向 』
講演者: 稲田 喜久 氏(NEC)
概 要: 海底ケーブルシステムの概要やこれまでの技術の進展、海底ケーブルシステムの大容量化・フレキシブル化に向けて活発に進められている技術・製品(高次多値変調方式、光アンプ、光ケーブル、海底ROADMシステム等)の開発状況についてご説明いただきました。また、さらなる伝送容量の拡大に向けた研究開発動向(変復調方式、非線形補償、SDM等)について、Open Cableシステム等の光海底ケーブルシステムに関する標準化動向も交えてわかりやすく解説いただきました。
 
定期総会および講演会・展示会の開催

平成30年6月29日、学士会館

 平成30年度定期総会を開催し、平成29年度の活動状況/会員異動状況/収支実績に関して報告するとともに、平成30年度の役員の選任/幹事の指名/活動計画/収支計画に関する審議が行われ、全てが承認されました。
 引き続き定期総会講演会を開催しました。PIF会長 佐藤健一氏の主催者挨拶および総務省技術政策課研究推進室長 田沼知行氏の来賓挨拶に続いて、富士通研究所の星田剛司氏に新しいフォトニックネットワーク技術の潮流と題してご講演いただきました。続いて、招待講演として韓国ETRIのDr.Hyun-Kyu Chungには韓国における5G用ワイヤレスバックホールのコンセプト実証や取り組み状況について、また慶應義塾大学の伊藤公平氏には量子コンピュータに関する最先端の研究開発状況について分かりやすくご講演いただきました。
 本講演会は、フォトニックネットワーク技術およびその関連領域に関する国内外の最新動向を把握するうえでまたとない機会となりました。学生を含む一般の方々をはじめ83名の皆様にご参加いただき、大変盛況で有意義な講演会となりました。
 また、今年度も講演会にあわせてPIF会員(4機関)による最先端技術の紹介や展示(展示会)を行いました。
講演資料は、会員のページよりダウンロードすることができます。
※会員のページをご覧になるにはIDとパスワードが必要です。
【プログラム】
主催者挨拶 PIF会長 佐藤 健一 氏 (名古屋大学大学院 教授)
来賓挨拶 総務省 田沼 知行 氏 (国際戦略局 技術政策課 研究推進室 室長)
講演1 『 新しいフォトニックネットワーク技術の潮流 』
 星田 剛司 氏
株式会社富士通研究所 フォトニクス研究センター センター長
招待講演1 『 PoCs and Challenges of Moving Wireless Backhaul for 5G and Beyond 』
Dr. Hyun-Kyu Chung
Research Fellow, Senior Vice President, ETRI (Electronics and Telecommunications Research Institute), Korea
招待講演2 『 量子コンピュータ 』
伊藤 公平 氏
慶應義塾大学 理工学部 物理情報工学科 教授
【展示会出展機関】
アラクサラネットワークス(株)/NTTエレクトロ二クス(株)/(株)OA研究所/慶應義塾大学
主催者挨拶 来賓挨拶 講演1 招待講演1 招待講演2
講演会の様子 展示会の様子1 展示会の様子2 
 
第14回 IP+光ネットワークに関する国際会議iPOP2018に協賛

平成30年5月31日−6月1日、NICT(小金井本部)

 2018年5月31日‐6月1日、NICT小金井本部(東京都小金井市)において第14回IP+光ネットワークに関する国際会議iPOP2018が開催されました(参加者:300名超、展示出展:15機関)。
 PIFは同会議に協賛し、役員の派遣・TPC等の運営への協力・エグジビションの企画への参画等を実施するとともに、多くのPIFメンバーが協働して各種のインターオペラビリティ実証動態デモを実施しました。あわせて、会議自体のオンライン登録サイトの開設・運営等の事務局業務を支援しました。
 また、PIF標準化推進部会として展示会に出展し、ポスター掲示やパンフレット/リーフレットの配布、標準化ポータルサイトの案内等により、標準化推進部会の活動内容を紹介しました。
 iPOP2018サイトへ
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普及啓発活動

平成30年度
特別ワークショップ & スーパーコンピュータ「京」見学会の開催

平成30年7月25日、理化学研究所(神戸)

 PIFは、電子情報通信学会フォトニックネットワーク(PN)研究会および健康生き活き羅針盤リサーチコンプレックス推進プログラム(RCH)との共催で「特別ワークショップ & スーパーコンピュータ「京」見学会」を開催いたしました。今回の特別ワークショップでは、ルータやスイッチ技術を基礎から把握できるチュートリアル講演を開催するとともに、科学技術振興機構(JST)の「世界に誇る地域発研究開発・実証拠点(リサーチコンプレックス)推進プログラム」に採択されたプログラム「健康生き活き羅針盤リサーチコンプレックス(RCH)」による特別講演を開催いたしました。また、理化学研究所計算科学研究センターを訪問し、スーパーコンピュータ「京」を見学させていただきました。さらにナイトセッションにおいては、学生によるポスター発表を開催いたしました。
 特別ワークショップでは、ネットワーク装置およびRCHの健康に関する最先端の研究内容をわかりやすく解説いただきました。また「京」見学会では、普段見ることのできない「京」をつぶさに見学することができました。学生を含む計44名の参加者には貴重な機会となり、大変有意義で盛況なイベントとなりました。
※講演資料は、PN研究会のHPよりご購入いただけます。
ご希望の方はお問合せください。
PN研究会
【第1部: 特別ワークショップ】
 チュートリアル講演
題目: 『 ルータ・スイッチの基礎と最新動向 』
講師: 村中 孝行 氏
アラクサラネットワークス株式会社 ハード設計部 GL主任技師
概要: 本講演では、コンピュータネットワークを実現するルータの基本的なアーキテクチャや使われているテクノロジをご説明いただき、今後、より一層の高速性・柔軟性が求められるルータの最新動向をご紹介いただきました。
 特別講演 1
題目: 『 健康関数開発プロジェクト −個別健康最大化をめざして− 』
講師: 水野 敬 氏
健康生き活き羅針盤リサーチコンプレックス推進プログラム
チームリーダー
概要: 本講演では、現在、健康生き活き羅針盤リサーチコンプレックス推進プログラムで進めている、健康〜未病/慢性疲労〜疾病発症過程における「健康度」を予知・予防するための技術開発研究プロジェクトについてご紹介いただきました。
 特別講演2
題目: 『 分子・機能・形態統合イメージングを用いたPrecision Health 』
講師: 渡辺 恭良 氏
健康生き活き羅針盤リサーチコンプレックス推進プログラム
プログラムディレクター
概要: 本講演では、陽電子放射断層画像法(PET)などの分子イメージング、MRIによる脳機能・形態イメージング、脳磁図による脳機能イメージング等の非侵襲的技術活用によるPrecision Healthに資する最先端統合イメージング研究についてご紹介いただきました。

【第2部: 「京」見学会】
 スーパーコンピュータ「京」見学
概要: 速さだけでなく、使いやすさにこだわって作られた「京」の魅力をご説明いただくとともに、「京」の性能を最大限引き出すためにさまざまな工夫が施されている施設を見学させていただきました。

【第3部: 懇談会/ナイトセッション】
 懇談会/ナイトセッション(学生ポスター発表/意見交換)
概要: 学生の方々に研究・学会参加の意義と楽しさを味わっていただくことを趣旨とする学生によるポスター発表および意見交換を実施いたしました。
(発表数:6件、発表学生:7名)
講演の様子 見学会の様子 ナイトセッションの様子
  
チュートリアル講演会の開催
 PIFでは、フォトニックネットワーク技術の専門家をめざす若手技術者の養成を目的として、平成14年度から継続的にチュートリアル講演会を開催しております。
 電子情報通信学会フォトニックネットワーク研究会(PN研)との共催により、本年度は下記の講演会を開催しました。
※講演資料は、PN研究会のHPよりご購入いただけます。
ご希望の方はお問合せください。
PN研究会
  第1回チュートリアル講演会
平成30年7月25日、理化学研究所(神戸)
※第1回チュートリアル講演会については、「特別ワークショップ & スーパーコンピュータ「京」見学会の開催」をご覧ください。

  第2回チュートリアル講演会
平成31年2月26日、SCAT会議室
講演1 題名: 『量子暗号通信の研究動向 -ファイバ伝送系-』
講師: 井上 恭 氏
大阪大学大学院 工学研究科 電気電子情報工学専攻 教授
概要: 量子暗号が究極の安全性を保証する通信技術として世に登場してから久しい。この間、基礎理論からシステム応用まで様々な研究開発が進められる一方、実用化/商用化には未だ至っていない。本講演では、量子暗号通信の基礎から研究開発の状況および実用化への見通しまでを分かりやすくご紹介いただいた。
講演2 題名: 『光衛星通信技術と衛星量子暗号技術の研究開発動向』
講師: 豊嶋 守生 氏
情報通信研究機構 ワイヤレスネットワーク総合研究センター
宇宙通信研究室 室長
概要: 本講演では、現在の衛星通信における研究開発動向を解説いただいた。特に、大容量化・高秘匿化を可能とする光衛星通信技術や衛星量子暗号技術の宇宙応用について、最新の研究開発動向をご紹介いただき、今後の技術開発すべき方向性についても言及いただいた。
会場の様子
  
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標準化推進活動

平成30年度
標準化推進部会「標準化動向意見交換会」の開催

平成31年2月8日、SCAT会議室

 標準化推進部会では、ITU-T、IEEE、OIF、IETF、ONF等の標準化活動に携わっている皆様に最新標準化動向をご講演いただくとともに、参加者全員で将来の技術の方向性等を討議する「標準化動向意見交換会」を開催しております。この標準化動向意見交換会は、現在の各機関での活動状況や今後の方向性などの技術的な内容、標準化団体間での協調や連携における課題等に関して、実際に標準化をご担当されている方々の生のご意見をうかがい、また講演者・参加者の全員で今後の国策等を討議する貴重な機会となっております。
 今回は、光通信分野の最新標準化動向のピックアップにくわえ、5Gの実現に向けた取り組み、TIP(Telecom Infra Project)の概要と動向、IoT/スマートシティの標準化動向に関してもご講演いただき(計5講演)、また講演者との質疑応答やパネル討論において活発な意見交換が行われました。

講演資料は、会員のページよりダウンロードすることができます。
※会員のページをご覧になるにはIDとパスワードが必要です。
プログラム
第1部 座長:小西 良明 (PIF標準化推進部会 委員 三菱電機)
講演1 『5Gの実現に向けた取組について』
 中川 拓哉 氏 (総務省)
講演2 『短距離光通信の国際標準化動向』
 高原 智夫 氏 (富士通研究所)
講演3 『デジタルコヒーレント光伝送システムの国際標準化動向』
 山本 秀人 氏 (NTT)
第2部 座長:石井 紀代 (PIF標準化推進部会 委員 産総研)
講演4 『TIP(Telecom Infra Project)の概要と動向』
 木下 健史 氏 (NTT)
講演5 『ITU-T SG20 におけるIoT/スマートシティの標準化動向』
 山田 徹 氏 (NEC)
第3部 座長:高原 智夫 (PIF標準化推進部会 部会長代理 富士通研究所)
討論 パネル討論 (講演者および参加者による全体討議)
会場の様子
 

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